ウズベクからカザフスタンへ再入国し、
シムケントからアルマトイへ向かいました。
田舎の方はなかなか良いと聞いたのですが
今回はアルマトイのみの滞在。
現在の首都は北部の街アスタナですが
遷都した1997年以前の首都は、ここアルマトイ。
旧首都なので、なかなか大きな栄えた街。
旧ソからの独立後の低迷期を経て、広大な国土を利用し
資源開発などで経済成長を果たした国。
中央アジアの中では物価も高く、1番都会的な場所。
日本との関係は良好で、2016年〜2017年5月現在
30日間の観光ビザが免除にもなっています。
(※当初試験的に導入したビザ免除が、今現在も継続されていますが
渡航時はご自身で最新情報をご確認ください。)
カザフのビザが免除になったおかげで
キルギス〜ウズベク(カザフ通過必須)の移動が楽になっててありがたかったです。
そして何より
日本人と顔がめっちゃ似ている!!
キルギスが似てると聞いていたんですが
カザフの方がかなり日本人顔に近いと思います。(個人的感想です)
で、特に私の顔はカザフ顔ということが発覚(笑)
ローカルピーポー、みんなカザフ語で話しかけてくるし。
カザフ人かと思ったと、何度言われたことか。
この後回った旧ソ圏の国々でも、何度か「カザフ人か?」と聞かれ・・・。
我ながら、自分と似たような顔立ちの人が多い国だなと(笑)
ちょっと親近感を感じたりしたわけですが。
ただ、観光という点ではそんなに見どころのないところで…。
挙げ句、10月半ばだったというのに
滞在中に雪が降り、想定外の極寒カザフ(泣)
朝起きたら、真っ白・・・。
夏に日本を出国し、真夏のアジア、灼熱の中東を経ての中央アジア。
防寒着なんかひとっつも持っちゃいませんでした(笑)
次の目的地はイラン。
トルクメニスタンのビザを取り損ねたため、陸路での移動を断念し
アルマトイからイランへ飛行機での移動を予定していました。
ということで、寒さに耐えつつ、ちょっと近隣をうろついた程度で
半ば飛行待ちの消化試合状態だったアルマトイ滞在。
ほぼゴハン情報な感じですが(笑)
アルマトイ滞在まとめて書きたいと思います。
(1テンゲ=¥0.31 2016年10月時点 です。)
アルマトイの駅から市街へ
昨夜21:40にシムケントを出発した夜行電車は
翌13:30にアルマトイ1の駅に到着。
電車はそれなりに快適でしたが、かなりの長時間移動でした。
日本人にとって、中央アジアの国々はイメージ湧きにくいところかもですが
カザフスタンは、世界第9位の国土面積を誇る国。
広大な国土を、日本の在来線特急みたいな電車で移動するには
かなりの時間を要します。
ここアルマトイにも、アルマトイ1・2と2つの駅があります。
残念ながら今回も、市街地から近いアルマトイ2ではなく
市街地から離れたアルマトイ1へ到着。
(シムケントからアルマトイ2への電車もあったと思います。
当日夕方購入では、売り切れで買えなかった記憶が・・・)
駅で、一緒に移動してきた旅友1人が離脱。
次回ブログで触れる予定ですが、中央アジアの国々の中では
カザフスタンからのフライトが一番安いことが多かったんです。
(もちろん目的地にもよりますが)
ので、行き先はバラバラだけど、目的地はみんなアルマトイの空港(笑)
この地で、旅仲間解散となりました。
ということで、フライトが1日違いの、残る旅友と2人で
アルマトイの市街地までバスで移動しました。
市街地へは、駅の目の前からバスが出ています。
71番のバスで移動しました。(80テンゲ)
到着場所は、これまたiphone盗難とともにデータ紛失・・・。
スミマセン・・・。
はっきりとは覚えてないんですが
メインマーケットとなる「Green Market」まで
歩いて行ける距離の路上で停まりました。
アルマトイの安宿
カザフスタン出国までの3泊全て、同じ宿でお世話になりました。
宿泊したのは、ホステル ノマドズ GH(Hostel Nomads GH)
Green Marketから歩いてすぐ。
市場の裏の通りMakataev Stを、
マーケットから西へ300m程進んだところにあります。
近くにスーパーもあって、ローカルの食堂やバーもあります。
空港行きのバスも歩いて行ける距離にあって、
立地的にはとてもありがたかったです。
結構たくさん部屋があって、
ホステルだけどホテルの廊下みたいな感じ(笑)
部屋はこんな感じ。
私たちが泊まったのは、1番安いベッド10台のドミトリー。
1泊2,000テンゲ、約$6でした。
シャワーは室内に併設。
ベッド10台で1つのシャワーでしたが
チェックイン時は私たちを入れて3人だけ。
他の部屋も空いている感じだったので、
よほどじゃなければ、10台フルで埋まることもないのではと。
よほどのことが・・・、あったんですけどね(笑)
初日スカスカだった部屋が、2日目の夜戻ってくると
ナゼか突然一気に埋まり・・・。
新しく着た宿泊客が、夜中まで右往左往し
通路や部屋に警察が出入りして、色々質問されたりする始末。
どうやら、すぐ近くで放火による火災があったそうで・・・
火災場所近くのホテルの宿泊客が、色んなホテルに分散避難したようでした。
ということで、突如大量の宿泊客が押し寄せたワケですが(笑)
それでも、広い共有スペースに
広くてキレイ、電子ケトルや電子レンジもついたキッチンがあって
スタッフの対応も、wifi速度もOK。
ゆるっと滞在するのにいいホステルでした。
アルマトイ街ブラ観光
とは言っても、本当に街ブラした程度で…(笑)
キルギス、ウズベク同様、旧ソ国の都市の街並は
緑が多く、公園もきれいで、白基調の建物やモニュメントなど
ゆっくりお散歩するには気持ちいいと街です。
★Almaty City Central Mosque
まずは、グリーンマーケットから中心地と反対側に少し進んだところにあるモスクへ。
そんなにムスリム色の強い国ではありませんが
イスラム教を信仰する人の人数が第1位の国です。
まぁ・・・
いわゆる、モスクです。
信仰の場なので、外観云々ではないんですが
ウズベクの壮大で美麗なモスクを見た後だと
観光客としては、やっぱり迫力に欠けるというか(笑)
中へは入らず、外観のみの観光でした。
★パンティロフ公園とゼンコフ正教会
こちらは、グリーンマーケットから中心地より。
市民の憩いの場、パンティロフ公園へ向かいました。
イスラム教に次いで信者の多い、ロシア正教会。
公園内に、ゼンコフ正教会(Ascension Cathedral)が建っています。
こちらはなかなかカラフルで素敵な建物♪
ただ、教会よりもハトの多さにちょっと引く(笑)
みんなエサあげちゃってるんで、凄まじい数。
ということで移動して別アングルから。
残念ながら、この時は中へ入れずでしたが、
緑と黄色のコントラストが可愛らしい教会でした。
広い公園でのんびり…
と思ったんですが
季節は秋、そして翌日には前述した通り雪が降り。
写真では伝わらない、木枯らしが吹きすさんでました・・・。
(写真に写っている黒のツブツブは、舞いまくってた落ち葉)
ということで、長居せず移動。
季節がよければ、のんびりできる場所です。
★Akimat House
観光地、ではないかもしれませんが
アルマトイの中心にある、政府庁舎です。
旧ソ時代に建てられた建物ということで、
ガッシリした昔ながらの建造物です。
階段を登ったところからの、向かい側の景色。
中央にそびえるのは、独立記念塔です。
この時カザフは旧ソからの独立25周年。
後方の建物に見える水色横断幕は、25周年を祝ったものでした。
そして2017年、カザフスタンでは首都アスタナでEXPOの開催も!
25周年からのEXPOということで、EXPO告知のサインも見かけました。
ちなみに、エキスポ開催はもうすぐ!
2017年6月10日〜9月10日です。
日本も出展するみたいですね。
★中央バザール(Green Market)
はい、ということで観光らしい観光はここまで(笑)。
いつも通りのマーケット巡りです。
アルマトイには、通称Green Marketと呼ばれる
大きな市場があります。
市場の隣には、洋服や日用品などのマーケットも広がっていたり
入口ではお土産も買えたりと、色々楽しめる場所です。
残念ながら、市場内部は撮影禁止。
果物、野菜、香辛料などなど、マーケット好きにはたまらなく楽しい場所♪
写真掲載ができないのが残念なのですが
中でも巨大なお肉コーナーが壮観でした!
豚、牛、羊、鶏・・・
そして中央アジアならではの馬肉売り場も!!
1階に少しと、2階に食堂街もあって
ローカル価格でゴハンを食べたい人にもオススメです♪
★街ブラの景色
ちなみに、カザフの街中はこんな感じ。
ど〜んとLGの看板がそびえるショッピングエリアのメインストリート。
道ばたにある、謎なオブジェたち。
行ってませんが、日本食レストランもありました。
日本という国の認識度合いはそんなに高くない気もするんですが…。
看板通りなら、お寿司やラーメンはイケるみたいですね。
そして定番、写真スポット。
アルマトイ記念を撮りたい方は、独立記念塔横のオブジェでどうぞ♪
ヒマな時間いつも市場にいる私としては、マーケットフォトがない分
なんかホントに何にもしてない風になっちゃいましたが(笑)
まぁ回った場所的には、こんな感じです。
カザフスタングルメinアルマトイ♪
中央アジア3ヶ国を周った中で
シンプルで似たり寄ったりながらも、一番料理が凝っていると感じたのは
ココ、カザフスタン。
アルマトイで食べたゴハンをまとめてご紹介します♪
★ローカルなお店その1
まずは到着してすぐランチに行ったコチラ。
え〜、ゴメンナサイ、読めません(笑)
が、宿泊していたホステルノマドから
マーケット方面に通りを歩いたところにありました。
なんのお店かというと
ハイ、定番シャシュリクです。
変わらんやんけ、って言わないでクダサイ・・・
店頭に大きな串が、これ見よがしに(笑)並んでいて
炭火焼きのいい香りがするワケです。
ついつい・・・ね。
お客さんはローカルの人たちばかり。
遅めのランチタイムでしたが、昼ビールを楽しむ人たちで
結構な賑わいを見せていました。
ということで、地元民に混ざって昼ビール(笑)
1杯300テンゲです。
ココでもやっぱりストローがin(笑)
黙々と焼き場に向かうオヤジの背中
お待ちかねのシャシュリクがこちら♪
1本が、めっちゃデカイんです!!
分かります?
野菜串に刺さってるトマトは、プチトマトではありません(笑)
たまには、とラムや牛だけでなく、手羽串も頼んでみました♪
1本400〜500テンゲ、1本150円前後と安くはないですが
巨大すぎて本数食べられませんので、結果お手頃かと。
(※サービス料が10%乗ってましたが)
キルギス、ウズベクはシンプルに塩での味付けがほとんどでしたが
カザフの串は、スパイスが効いてて美味しかった♪
オーダーした巨大マッシュルーム串には
ちょっと分かりにくいですが
チーズが挟まっていたり!!
強調するようなことでもないと思うんですが
こんな小洒落た一工夫を施したシャシュリクは、他2国で出会わなかったので(笑)
どれもホントに美味しゅうございました♪
そして久々の、「お隣のテーブルから…」と、ビールとナッツが!
そしてそしてなんと、差し入れの主は・・・女性!!
お一人様のカザフ女性、ペロンペロンに酔っぱらってましたが(笑)
いいから飲んで飲んで!!
と気前良く振る舞ってくれました、ありがたや♪
ウズベクでは、観光客以外の女性がお酒を飲んでる図なんていうのは
まずもって見かけることはありませんでしたが
ココ、カザフは、女性の飲酒に比較的寛容なようで。
ローカル酒場にもバーにも、ほぼ全てのお店で女性の姿がありました。
女性ツーリストにとっても、飲みに行きやすい国だと思います♪
ちなみにこちらのお店、夕方くらいまでの営業のようで
ディナータイムは閉まってました。
★ローカルなお店その2
1つ目のお店の、お隣の食堂です。
こちらは夜に訪問しました。
ここもツーリストの姿はなく、ローカルの人たちだけでした。
そして、お客さんはやっぱりみんなちょっと話しかけたがる(笑)
結構フレンドリーな感じです。
女性客の姿も、もちろんありました。
一見して、小さなお店だと思ったんですが
奥にいくつも広いテーブル席がありました。
こちらのお店もストロー付きビア(300テンゲ)
食事をオーダーするとパンが付くのも定番。
オーダーしたのは、カザフケバブ(800テンゲ)
クミン、コリアンダー、クローブなんかのスパイスが使われていて
スパイシー&ジューシー、ビールのツマにぴったり♪
ローカルバンザイ、なお店でした。
★ローカルなお店その3
こちらはグリーンマーケット2階の食堂。
ランチタイムに訪問しました。
マーケット内なので、ツーリストの姿もあるかと思いきや
みんなローカルの人でした。
こちらのお店は、アルコール提供はありませんでしたので(笑)
健全にソフトドリンクでランチタイム。
オーダーしたのは、お客さんの大半がオーダーしていた
ウクスーマというお料理(550テンゲ)。
少し甘めのお醤油ベースに、お酢が効いた冷たい麺。
錦糸卵が入ってたりして、日本で言う冷やし中華みたいな感じ。
乳麺のような麺に、茹でた馬肉が乗ってます。
馬肉の旨味が出ていて美味しかった!
サッパリで、日本人にも馴染むお料理だと思います。
テーブルにはチリソースなどのスパイスが色々あるので
お好みで味足してどうぞ♪
★ローカルなお店その4
ようやく店名の読めるお店!(笑)
AZXAHAというお店です。
こちらも宿からマーケット方面へ少し進んだ、宿の前の通り沿いのお店。
こちらは、看板にもFAST FOODとあるように
中央アジア定番の、フードコート形式。
好きなものをオーダーして、店員さんによそってもらい
トレーに乗せて、レジで会計をするというスタイル。
メニューが読めなくても、指差しでオーダーできるのがウレシい♪
で、オーダーしたのがコチラ。
前に並んでいたお客さんにつられて、アレコレオーダーした結果
どう考えても頼みすぎました・・・(笑)
ちなみにこちらのお店も、アルコール提供はありませんので
ソフトドリンクでの健全ランチagain。
頼んだのは
・サラダ
ビーツ、ポテト、グリーンピース、ニンジン、キャベツ、
ディル、キュウリのピクルスがMIXされたサラダ。
色々野菜と、ビーツの甘み、鮮やかな色がステキサラダ♪
・牛タンスープ
ちょっとサワークリームの酸味が効いたスープ。
シンプルに牛ダシのスープでしたが、柔らか牛タンがゴロッゴロ入った
なかなかボリューミーな1品でした。
・お肉の煮込み
前回ブログで書いた、クールダックのようなお料理。
お肉を油で炒め煮したお料理です。
当然ボリューム満点、味付けは塩とディル、小ネギが少し乗る程度でシンプル。
牛・鶏・ラムと色んなお肉が混ざってて、どれも超柔らかでした!
・ライス
付け合わせライスはナッツのプロフ。
油っぽくなくて助かりました(笑)
ナッツの香ばしさがとてもよいです♪
トータル1,750テンゲ。
お店が高いのではなく、単純にオーダーのし過ぎ・・・。
1品まるっと多かった・・・。
欲張らずにいきましょう(笑)
ちなみに、テイクアウトもできます。
朝ごはん用に、マントゥを購入しました。
2つで250テンゲでした。
朝から夜遅くまで空いているようで、連日たくさんのお客さん。
ランチタイムのピークは、料理の並ぶカウンターに行列ができます。
★CHE CHIL PUB
こちらは、宿のお隣にあるPUB。
やっぱりローカルの人たちが多いんですが
英語メニューがあって、カードも使えるお店。
全員ではないですが、めずらしく英語が話せる店員さんも!
ただ、食堂ではないので、当然値段はお高め。
PUBでもあり、地元の人が着飾って踊りにくるクラブ的な場所でもあるようで。
生演奏で踊り狂うお姉様方がいっぱいいらっしゃいました(笑)
お店は、男性より女性率の方が高かった感じです。
こちらは2階席ですが、生演奏いらない!という方は
ステージのない1階席で飲むこともできます。
色々お高めですが、とりあえず1番安いのはビール。
ジョッキのサイズが選べて、1杯294テンゲ〜
ウズベクで超破格で飲んでいたアップルコニャックは
裕次郎的グラスにチビッと入ってきました(笑)
ブランデーですからね。
Apapat(アララット)というお酒、1杯694テンゲ。
こちらは、パストゥルマという牛肉のスパイス漬け(694テンゲ)
食感的には、生ハムのような感じで
もったり、というかネッチョリというか(笑)
カナリしょっぱめで、お酒飲みながらチビチビいただく感じかな。
複雑なスパイスの香りが広がる、香辛料好きには向くおつまみです。
ロシアの料理なんでしょうかね?
この後、アルメニアでも遭遇しました。
そして、中央アジアはやっぱり肉!
日本ではなかなかない、色んなお肉とソーセージの盛り合わせ(冷製)
お値段控えそびれちゃいました…、確か2,500テンゲくらい。
おなじみローストビーフに、チキン、牛、馬のソーセージ!
やっぱり、馬(笑)
気になるお味は、馬が以外と臭みなさ過ぎて
1番フツウのサラミっぽかったです。
安定のおいしさ、ハーブの入ったチキンのソーセージ。
薫製してあって、美味でした〜。
馬もさることながら、日本であまりお目にかからない
牛のソーセージ。
美味しいには美味しかったんですが・・・。
中央アジアの人たちは脂身大好きなので。
余すところなくお肉を使い切る文化、
脂身の混ぜ込まれた牛ソーセージは、なかなかの重さでした・・・。
ソースは2種類、まさかのどちらもマスタード(笑)
マヨかと思ってどっぷり付けて、沈没しました・・・。
ホースラディッシュ入りと、オールスパイスとハニーを混ぜたマスタード。
冷製のお肉にはもってこいのソースでした♪
現地価格としてはちょっと高め設定ですが
気さくな店員さんのいるカウンター席もあるので
お酒に火点けるパフォーマンスやってました。
女性1人でも安心して飲める、キレイ目PUBじゃないかと思われます。
そんなこんな、4泊しましたアルマトイ。
次回ブログは、アルマトイからイランのテヘランに飛びます!!