アルメニア滞在6日目のブログです。
アルメニア出国を翌日に控え、
エレバンで1日ゆっくりできた最後の日でした。
この日は週末、日曜日。
日曜にだけ開催されるウィークエンドマーケットに行ってきました!
(1AMD=¥0.22 2016年11月時点)
※AMD=アルメニアドラム
日曜開催ウィークエンドマーケット!
ということで、待ちに待った日曜日♪
長期旅行なので、大量に買い込んだりとかはできなかったけど。
それでも、伝統工芸やお土産品が一気に見れるマーケットは
やっぱり楽しみなお買い物タイム♪
日曜だけ開催されるというウィークエンドマーケット。
ごめんなさい、連れて行ってもらったんで、
正確な場所を忘れてしまって・・・
Freedom Squareとかその辺りの、中心部周辺だったと思います。
平日何も無い広場に、小さなお店がびっしり並びます!!
天気のいい日は、お散歩するだけでもホントに気持ちいい
巨大な青空マーケット♪
予想してたほど混んでもなく、かなり歩きやすい。
そもそも、観光客の数もそんなに多い国じゃないですしね。
お土産購入の観光客で大混雑、とか全然なかったです。
そして、安い!
そもそも、アルメニアは物価が安いので、全体的にお手頃価格。
お店によってはしっかり観光価格で、ちょっと高いこともあるけど
バカほどふっかけてくる観光客向けの他国のマーケットより
気張らずに買い物できる印象。
でも、言い値より下がることが多いので
値段交渉は忘れずに!
ではいきます!
まずは民族衣装や刺繍品のお店。
伝統的なアルメニア柄の布をつかった製品がたくさん!
とはいっても、なかなか着る機会はないと思いますが(笑)
衣装はともかく、布地の柄がかわいいので
カバンとかポーチなどの小物は、デイリーユースで使えるかも。
こちらも同じく、アルメニア柄の布を使った小物など。
カバンに靴、クッションカバーに小物入れ。
あれです、女性陣が「かわいい〜!!」を連呼しそうなお店(笑)
そして、実際、かわいい。
色も形もバリエーション豊富なので、
うっかり何個も購入…とかになりかねないのでご注意を(笑)
木製製品もたくさん売っています。
こちらは、バックギャモンが売ってるお店。
日本人にはあまり馴染みのない名前ですが
この辺りでは超メジャーな「ボードゲーム」です。
写真のような、デザインの凝った木製製品から
場所によっては天然石を使った豪華なものを見かけることもあります。
2つ折になってる板を広げて使います。
伝統的な娯楽品でもあり、工芸品でもあります。
こちらは、アルメニアの伝統楽器ドゥドゥクのお店。
アルメニアの名産品であるアプリコットの木で作られているそうで
アルメニア聖歌などに使われる、古くからの伝統楽器なのだとか。
大きなリードが特徴的ですね。
これは、ケバブ用の串!
お肉文化の国ならではですね。
お土産として持って帰るには、ちょっと難しそうですが(笑)
木製の持ち手部分のデザインがステキです。
そして、アルメニアといえば、ザクロ。
ザクロモチーフの小物がいっぱい!
この赤色と、丸いフォルムが愛らしい♪
色鮮やかな小物たちは他にも。
ザクロを中心に、他の果物もあしらったこれらは
お酒のスタンドとワインボトルのカバー。
中央に乗ってる小瓶は、ザクロワインです。
こんなのでお酒出てきたら、楽しくなっちゃいますね♪
ということで、個人的な趣味もあり(笑)
ココからはお酒関連グッズ。
重厚な木製製品に、ブドウの彫刻をあしらったこちらは
ワインボトル&グラスのスタンド
ワインにも、コニャックやブランデーボトルにも使える荷車スタンド
この円柱やフラットな板も、ワインスタンド。
木に空いている丸い穴にワインボトルを差すと
斜めにカットされたスタンドが、バランスをとってちゃんと立つんです!
木に施された彫刻がステキだったのと
かさばらないので、これは1つお土産に購入しました♪
そしてこちらは、お宅用のミニ樽。
ワインというより、コニャック用かな?
こちらは・・・手前のナイフも気になりますが。
個人的に注目したのは、奥の「ツノ」。
動物の「ツノ」で作られた、ホーンカップ。
うっかり1つ買おうか迷って、使い道なさそうなのでヤメておきました(笑)
こんなのいっぱい買って、
楽しく酒盛りがしたい!!!(笑)
と思ったんですが、どれもサイズ大きめで
木製品は結構重く・・・
泣く泣く、断念、残念だ〜・・・。
他にも、旧ソ国でよく見られる
旧ソ時代に出回っていた食器や骨董品類のお店や
広場の外にはカーペットのお店も並んでいました。
もう売ってるというより、
売り物に座ってひなたぼっこしてるようにしか見えませんが(笑)
他にも天然石や、絵画などのアート、なんだかわからないものまで
とにかく色んなものが売ってました。
滞在日程が日曜に被る方は、是非足を運んでみて下さい♪
エレバン最古の教会
マーケット帰りに、お散歩がてら訪れたのが
エレバン中心部にある小さな教会。
アルメニア観光でおなじみの
世界最古の教会エチミアジン、ではありません。
エレバン市内にある
エレバンに残存している最古の教会です。
日曜日には、ミサなど様々な催しが行われる教会も多いですが
こちらは、大規模ミサではなく、
普通にお祈りに来る人がいた程度でした。
ということで、エレバン最古の教会
Katoghike Holy Mother of God Churchがこちら。
エレバン最古なのは、奥の大きな教会ではなく
手前の、小さな赤茶色の建物。
街中に普通に建っている小さな教会、
の横に建っている、小さな小さな古い教会です。
13世紀に建てられたというこの教会は
この教会を囲うように、
外側にバシリカ(聖堂)がさらに建てられていたことにより
ソ連侵攻時に、バシリカは破壊されたものの
建物内部にあったこの教会は、奇跡的にその形を留めることができたのだそう。
見過ごしてしまいそうな小さな教会ですが
エレバンの歴史の中で、大切にされてきた場所でした。
エレバンラストディナーは絶品「中東料理」
アルメニアで過ごす最後の夜。
この日はみんなでレストランへ食事に行くことに。
お店は相変わらず、おっちゃんたちにお任せ。
知り合いがやっている、美味しいお店がある
ということで、おススメのところに連れて行ってもらいました。
お店自体は、たぶんかなり見つけにくいと思うんですが
Nova Hotel Yerevan というホテルの横、
というか敷地内のようなところにあるレストラン。
Halebi Jasherというお店です。
ファミリー経営の、小さなお店。
まず観光客は見つけられない、と思ったんですが
ホテルに隣接しているので、少しずつ観光客も来るようになっているとか。
アルメニア最後のお料理紹介なんですが
タイトルの通り、こちら「中東料理」のお店。
アルメニア料理じゃなくてゴメンナサイ。
こちらのお店は、シリア人の方が経営されています。
なんでこのチョイスになったかというと
これまで書いてきませんでしたが
泊めてもらったおじちゃんたちが、実はシリア人だったから、です(笑)
現在の情勢悪化に伴うものではなく
シリア生まれ→カナダ移住→アルメニア在住の流れで
アルメニア国籍を取得し、在住歴10年という人たちでした。
カナダでずっと仕事をしていて、年齢的に引退を考え
旅行で来たアルメニアに恋をして
老後を過ごす為に、家族をカナダに置いて、兄弟で移住しちゃったと(笑)
なので、アルメニア料理自体が中東料理とかなり共通点はあるものの
全体的に、滞在中に連れて行ってもらったレストランは
ちょっと中東・シリア寄りだったかも、です。
そして最後はついに、パーフェクトにシリア。
逆に、今なかなか行けませんからね、シリア。
同じルーツの料理を持ち、材料も仕入れやすいアルメニアで
本場シリア料理が食べられる、というのも面白いかと。
そして、ホント美味しいです、とても!
推し推しのお店です!!
メニュー・・・は
全然読めませんね(笑)あくまで金額の目安として掲載します。
英語表記はありませんでした。
ということで、全部おじちゃんたちにオマカセしました。
まず最初のオーダーはタヒーナ
日本でもちょっと流行りましたよね、タヒーナ。
イメージするところでいうと、ゴマのペーストではないかと思いますが。
こちらのお店のものは、もっとサラッとした
ゴマのスープとして提供されていました。
朝ごはんで食べられることが多いそうです。
中には、ホクホクの豆がゴロゴロ入っていました。
スープ状でサラッとしているとはいえ
この豆の量と、オイルの量。
味はシンプルにおいしいけど、かなりオナカにたまります。
入っていた豆は、エンドウ豆の一種だそうです。
お好みで一緒にどうぞ、と出てきたのがこちら。
フレッシュミントの葉を入れて食べるのが定番だそうです。
辛いチリのピクルスも、お好みでかじりながらいただきます。
2品目はクフタ。
クフタと言えば、ミートボール状の肉料理全般を差し
調理方法や呼び名が国や地域で異なるお料理。
直近のイランで食べたクフタは、巨大なミートボールに具を詰め
トマトベースのソースで煮込んだものでした。
こちらのお店のクフタは、ヨーグルトベースのスープで煮込み
オリーブオイルとミントのソースをかけたもの。
ガーリックもしっかり効いていて
ヨーグルトとはいえ、結構こってりガッツリなスープ。
中にはミートボールがゴロゴロ入っています。
このミートボール、牛ひき肉にお米を混ぜて作られていて
もっちりした食感が楽しめるようになっていました。
そして、中心部にはビーフストックが入っていて
割ると、中から溶けたビーフストックがこれでもかと溢れてきます!
お米も入った粘り気のあるタネでしっかり包まれているので
中身が外に漏れること無く、小籠包のそれくらい肉汁がこぼれ落ちます♪
そのまま食べてもいいし、スープの中で砕いて食べると
肉汁がスープに溶け込んで、これまた絶品なお料理でした。
そして最後は、前回のブログでも紹介したサルマ。
塩漬けブドウの葉で、お米やひき肉などを巻いたものです。
前日のものより細巻きで、こちらはトマトソースで煮込むのではなく
中のお米とひき肉が、トマトソースやガーリック、ミントなどで
しっかり味付けされていました。
ヨーグルトをかけて食べるスタイルは同じ。
どちらのスタイルも、これは本当に美味しかった!
最後がシリア料理という、予想外の展開でしたが
アルメニア料理も美味しかったけど
正直、私、シリア料理の方が好きなのかも・・・
と思ってしまった、絶品ラストディナーでした(笑)
次回はいよいよアルメニア出国です。
11ヶ国目となる、ジョージアへ移動します!