デリー到着2日目。
空港近くのホテルをチェックアウトし、市内中心部へ移動します。
元々の予定では、2日目の夜にはデリーから移動予定だったのですが
友人が日付間違いで取った宿泊予約がキャンセルできず…(泣)
もう1泊デリーに滞在することになりました。
結論から言うと、おかげでデリー駐在の知人に会うこともでき
Waiting(キャンセル待ち)で取っていた電車のチケットが、
キャンセル待ちが繰り上がらず旅程を変更するなどなど
滞在日程が増えたことで色々救われることに(笑)
特に電車のチケットは、早々に旅行を決めていたにもかかわらず
直前まで手配をしなかったのがアダとなり、やや苦戦を強いられました。
詳しくは後述しますが、人口の多いインド、国内線の飛行機に乗るよりはるかに安く、
庶民の足となっている電車の予約は、行き当たりばったりでは取れないということを学習。
インド事情を把握するために、貴重な1日となりました。
インドの地下鉄に乗ってみた
宿泊していたHotel Aura@Airportをチェックアウトし、中心部へ移動。
「タクシーは?」「リクシャーは??」と聞かれましたが
駅まで歩けそうだったので、地下鉄で移動することに。
歩くこと約10分、Delhi Aerocity駅に到着
インドの地下鉄は、バスやリクシャーと比べて運賃が高額なので
観光客や、現地でもハイクラスの方しか利用しません。
駅も車両もとてもきれいで、安全面も問題ありません。
残念ながら駅構内、車両内は撮影禁止のようですので写真はありませんが
エアコンの効いた、社内アナウンスの流れるしっかりとした地下鉄です。
が、ここで別の問題が発生。
初日に最低限の金額しか両替していなかったので、まさかの…ルピーが足りない(笑)
ホテルの税金をきちんと把握していなかったことと、
有料なのにちゃっかり朝食後の紅茶をオーダーしたのがアダとなりました。
駅に来るまでの間に両替所はあったものの、外はピーカン猛暑日。
スーツケースを転がして、来た道を戻る気力はすでになく。
地図を広げて悩んだ結果、次にチェックイン予定のホテルまで歩けそうな駅で下車することに。
当たり前ですが、オサイフには余裕を持つべきですね…。
ちなみに、2014年発行の私が持っていたガイドブックでは
地下鉄料金はRs8〜28と記載されていました。
※1Rs=1.86JPY 2015年5月時点
残念ながら、この値段で乗れるのはインドの人たちだけです。
リクシャーや観光地でもつきまとう「外国人料金」が、地下鉄でもしっかり設定されています。
今回乗車したのは、Delhi Aerocity→Shivaji Studiumの2区間ですが、1人Rs50必要でした。
料金は区間によって異なります。
駅に料金表(native料金とforeigner料金が記載されたもの)があるので、確認して購入しましょう。
手荷物はすべてセキュリティゲートでX線を通します。
ゲートを抜けた先に、チケット売り場があるので
料金を払い、トークン(磁気コイン)を受け取り、自動改札にかざして中に入ります。
さすがは高級ホテル!
Shivaji Studiumで下車し、宿泊予定のホテルを目指します。
きちんと歩道があり、信号もちゃんとあります。
ただ、歩道は段差が結構激しいので、スーツケースを長距離転がすにはなかなか厳しい…。
なんだかんだ、腕をプルプルさせながら20分くらいスーツケースをひきずりホテルへ到着。
この旅唯一の高級ホテル、Eros Hotel Managed by Hiltonです!
もともと初日に、そこそこの値段で安全なホテルで送迎を頼もうと検討したハズが
1日ずれて、かつど〜んとサービス税がかかることを知らずに予約をしたので
純粋に贅沢な1泊を満喫することになりました。
いつもGHとかユースばかりなので、なんだか逆に緊張…(笑)
さすがの一流ホテル、入口には鉄格子のゲート。
X線の手荷物チェックを受けて中に入ります。
車寄せのスペースを抜けて、ホテルのエントランスへ。
ここでも再度荷物チェック、厳重ですね。
ホテルの部屋はこんな感じ。
ウエルカムフルーツ、クッキーも♪
窓からの景色はこんな感じ。ほぼ緑です(笑)
一流ホテルなので当たり前なのですが、きちんとシャワーのお湯は出ます。
タオル、アメニティも完備されていて、Wi-Fiも問題なくつながります。
ニューデリーの駅や、コンノートプレイスも近いので、立地もよいです。
初日同様トリプルルームの予約は、ダブルベッド+エキストラでしたが快適なのでよしとしましょう。
Adress:Nehru Place, American Plaza,New Delhi 110019,India
宿泊費:3名1室 1泊¥13,000+サービス税で計¥22,000
税金だけで¥9,000!ビックリですね…!!
インドでは、高額なホテルほどTAXも高額になっていきます。
予約時にしっかり確認しましょう!
初のオートリクシャーでランチへ
とりあえず無事チェックインを済ませ、オナカがすいたのでランチへ。
初めてのオートリクシャー乗車です。
原動機付きの3輪車、タイで言うトゥクトゥクのような乗り物です。
まずは試しにホテル前に止まっているリクシャーに交渉。
目的地まで距離にして約3〜4km、果たしていくらと言われるか…。
「Rs200でいいよ」
…高っ!
現地では高級なハズの地下鉄乗車賃より高い!!
もちろん、交渉すればどんどん下がるんですが、スタートが高すぎて交渉する気にならずパス。
高級ホテルの前で、お金持ってませんって言っても通用しないですからね(笑)。
ちょっと歩いて、オートリクシャーを拾いました。
このときいくらで乗ったか忘れてしまったのですが、
滞在中結局交渉しきれた試しがありませんでした…。
外国人価格なのは理解してますが、市内移動で大体Rs50〜100の間までしか値切れず。
3人だったのもあると思いますが、こんなもんなのかな??
初のレストランは、タンドリーチキン発祥の店「Moti Mahal」へ。
詳しくはこちらのブログで↓
タンドリーチキン発祥の店 【Moti Mahal(モティ・マハル)】@Old Delhi
チキンとカレーでオナカいっぱいになったところで、
明日以降の電車のチケットを購入しにニューデリー駅へ向かいました。
繰り上がらないWL、予約がとれずプラン変更…
滞在中の移動は電車を予定していたので、ニューデリー駅へ
翌日以降のチケットを購入しに行きました。
こちらがニューデリーの駅前です。
ゲート奥にある建物が駅舎になります。
ゲートの下で、ガイドブックでもおなじみのツーリスト詐欺の方々が集まってきます。
「ここから先はチケットがないと入れないから、チケットを出せ」
「チケットがないなら、売り場まで案内するからついてこい」などなど。
どんどん集まってきましたが、基本的にあまりしつこくないので無視して通り過ぎましょう。
外国人用チケット窓口へ
建物に入ると、中央に改札口、周りに一般用チケット売り場などがあります。
私たちが向かうのは、駅2Fにある外国人用のチケット窓口です。
乗る電車にもよりますが、外国人用の枠を設けている電車があるので
一般窓口ではなく、外国人用窓口に行った方が購入出来る確率が上がります。
流暢な英語で丁寧に手続きしてくれますし、スムーズに購入できます。
何より、行列ができてごったがえしている一般窓口で、自由席ならともかく
指定席をインドの方に混ざって購入するのはツーリストには至難の業。
特にニューデリーのような大きな駅は、混雑がすごくて大変です。
駅に入って、向かって左側、改札の混雑から外れた位置に
目立たない小さい階段があります。
上り口に、これまた小さい青色の外国人窓口への案内看板があります。
階段の上り口にも詐欺がいると何かで読みましたが、
私たちが行ったときには誰もおらず、すんなり窓口にたどり着きました。
中に入ると、待合用のイスと、奥にいくつか発券カウンターがあります。
手前に待合用のイスと、番号札の発券機が2台あります。(1台壊れていましたが)
JRのみどりの窓口と郵便局の窓口を合わせたような感じ。
入口脇に予約用の記入用紙がありましたが、空いていて
番号札を取るとすぐ呼ばれたので、とりあえず記入せずにカウンターへ。
乗る電車が決まっていて、混雑しているときは記入しておくと手続きが早いと思います。
満席でもチケット購入ができるインドの電車
当初は、デリー→ヴァラナシ→アグラ→デリーの移動を予定していました。
日本にいる間に、オンラインでチケットの購入は一応していたのですが…。
インドでは、満席になってもWL(Waiting List)でチケットの購入が可能です。
要はキャンセル待ちなのですが、
「キャンセルが出たら購入手続き」をするのではなく
「とりあえず購入しておいて、乗れなかったらキャンセルする」という仕組み。
オンラインで一度クレジット決済で購入して
乗れなかった場合、キャンセル処理をした場合は返金になります。
事前予約、購入方法詳細と、電車のクラスなどはまた別ブログで紹介します。
この時も、予定していた日程・区間のチケットは購入していたのですが
すべてのチケットがWLのものでした。
WLの後に数字がついていて、自分が何番目のキャンセル待ちかが分かります。
WL1、2…20…50と、数字が増えるほど、乗れる確率が下がるわけですね。
60日前から購入ができ、キャンセル料が安いこともあって、販売開始日に満席になることもあるのだそう。
そうとは知らず、私たちが予約したのが10日前。
しかも時期はGW、インドの夏休みも4~5月、取れるわけがありませんね…。
サイトでリアルタイムに状況は確認できますが、インドに着いても
WLが2~26あたりから繰り上がりません。
出発は明日、直前で大幅に繰り上がって乗れることもあると聞きましたが
リスクが高いので確認も兼ねてチケット売り場まで行ってみました。
カウンターでチケットの予約番号を伝えると
「No chance.」との一言。
やっぱりダメですか?ダメなんですね…??
インドの電車 WLと座席のクラス
エアコンカーの車両(1等車から順に1A、2A、3A、CC)と
エアコンなしのファーストクラス、Sleeperクラス、自由席など
インドの電車には色々なクラスがあります。
電車によって備えているクラス、席数が異なります。
今回事前に予約をしていたのが、1A、2Aの車両。
WLの数字も少ないですが、もともとの席数が少ない上に
飛行機より安い、一番快適な移動手段となるのでキャンセルが出にくいそう。
安全面を考慮して、カギのかかる個室を…と思ったのが良くなかったようで。
まぁそもそもが、予約が遅かったという一言に尽きるのですが。
また、日本の電車と同じように、電車によって停車する駅の数が異なります。
特急電車と各駅停車で、距離によっては到着時間に数時間の差が出ます。
電車を変えて調べてもらったところ、乗れる電車もあったのですが
停車駅が多すぎて、1日電車移動でつぶれてしまう感じに…。
短期間の旅行で選択できそうな電車は、もはや断念せざるを得ない状況。
「デリー→ジャイプール→アグラ→デリーなら、希望の日程で取れるよ!」
とのアドバイスで、泣く泣くヴァラナシは断念、またいつか必ず…!!
急遽行先を変更してチケットを手配することに。
とは言っても、アグラ→デリー以外のチケットは結局WLだったんですが(笑)
「WLだけど、乗れる可能性の高い電車とNo.だから大丈夫、Good chance!」
との言葉を信じて購入しました。
インド人の「No problem!」は口癖のようなものなので、若干心配ではありましたが(笑)
結局電車も、乗るクラスも、旅程も変えての購入になりました。
1A、2Aクラスをあきらめ、夜行は3A、3時間程度の距離はCCで手配。
乗れただけよかったと思うことにします(笑)
ちなみに、ニューデリーの駅では他の駅発着のチケットも取れますが
他の駅発着チケットが取れるかは駅によるそうです。
ターミナル駅は大体取れるみたいですが、小さい駅は確認が必要です。
チケットを購入
予約には、各チケットごとに予約用紙の記入が必要になります。
乗車予定全員の氏名・パスポートNo.・年齢・性別と
代表者の氏名・住所・電話番号を記入します。
あとは購入する電車のNo.と発着駅を記入し、サインをしたらOK。
カウンターでデータ入力してチケットを発券してくれます。
支払はルピーでの現金払いのみです。
クレジットカードの利用や、ドル払いはできませんので
事前に必要なだけのルピーを準備していきましょう。
ネットで購入したチケットは、カウンターではキャンセルできません。
ホテルに戻って、予約サイトからキャンセル手続きを行いました。
それにしても、ずいぶん長時間カウンターに滞在しました…。
1時間近くいたんじゃないでしょうか…。
色々調べてもらったから、ではなく、雑談が多いから。
空いていたからでしょうかね。
PC操作と電車チェックはめちゃくちゃ手際よくて速いのに。
電車の説明1つに対して、3倍くらいの雑談がくっついてくるので、話が全然先に進まない!
とっても優しくていいおじちゃんだったんですけどね(笑)
まぁ結果的に色々調べてもらったし、これも旅の醍醐味ということで。
無事?チケットをゲットして、ニューデリー駅をあとにしました。
駅前でちょっとお買いもの→ディナー♪
ニューデリーの駅前はパハール・ガンジー・メインバザールです。
安宿街としても有名ですが、レストランやお土産、雑貨、服など色々なお店が並んでいます。
パハール・ガンジー・メインバザールの通り。
少しでも荷物を減らそうと、あまり服を持ってきていなかったので、マーケットで調達。
きちんと値段が表示されているお店もたくさんあります。
インドの女性を見ていると、パンジャビドレスを着ている人がとても多かったので
マネして購入してみることにしました。
年配の人はサリー、若い人はジーパンにタンクみたいな人も見かけましたが
基本的に女性はあまり肌を露出しない文化です。
パンジャビ+レギンスは、手軽で楽ちんなので、来ている人が多いのかなと。
パンジャビRs150、レギンスもRs150で計Rs300。
何件かまわりましたが、メインバザールの相場な感じ。
もうちょっと値切れたかな…?
先々の洗濯の手間を考えて、2セット購入しました。
軽く買い物を済ませて、一旦ホテルに戻ります。
5月のインドは超酷暑!汗だくなのでシャワーを浴びてクールダウン。
この日は、現地に駐在している某日本企業の友人に夕飯に連れて行ってもらいました。
インドの運転は危ないので、友人の企業では運転禁止。
専属のドライバーがいるそうで、車で迎えにきてもらいました。
一流ホテルに車で送迎!なんだかセレブな感じです!!
と同時に、明日からの夜行列車、安宿生活とのギャップも大きく(笑)
まぁたまには…、インドで1晩贅沢Nightです♪
レストランへの移動途中、インド門の近くを通りました。
車だったので写真は撮りそびれましたが、ライトアップしていてとてもきれいでした!
酷暑の時期は、夜見に行ってもいいかもしれませんね。
連れて行ってもらったのは、インドに駐在している方御用達のレストラン「SWAGATH」
ディフェンスコロニーという、デリーの中でも治安のよいエリアにあります。
インドに来て初のビール、冷えたKingfisherでカンパイです♪
シーフード、カレーと、インドワインも満喫しました!
詳しくはこちらのブログで↓
【SWAGATH Restaurant & Bar】@Defence Colony Market ,New Delhi
ランチして、チケット買って、買い物して、ディナー行って…
これといって観光らしいことはしてないんですが。
ちょっとインドの人たちの気質が分かって、ゴハンが劇的にオイシイということを確認(笑)
明日から贅沢生活を抜け出し、インドに浸かっていきます!