【世界一周88日目:イラン】シーラーズ2日目 世界遺産ペルセポリスへ!

イラン滞在3日目のブログ。

 

 

現在地は、35ヶ国目となりましたブラジル、

リオデジャネイロに滞在しています。

 

 

泊まっているホステルで、久しぶりにイラン人ツーリストと色々話し込み

イランブログ書かねば…と思った次第です…(笑)

 

 

イラン3日目は、シーラーズ市内から少し足を伸ばして

世界遺産ペルセポリスへ!

 

前日その辺で出会ったスイス人ツーリストと一緒に

彼らのお抱えドライバーに、ついでにちゃっかりピックアップしてもらい(笑)

 

 

滞在先のシーラーズから60km離れたペルセポリスへと移動しました。

 

 

バスが途中の街までしかなく

タクシーを使うのが王道とされるペルセポリスへの道。

 

 

どうやって行こうかなぁ・・・と思っていたところ

サラっと車で連れて行ってもらえた幸運に感謝♪

 

 

移動手段もさることながら

プライベート空間でスカーフを外せる幸せ!!

 

 

馴染まないムスリムスタイルに悶々としつつも

世界遺産を満喫した1日です♪

 

 

(1$=35,000Rls  2016年10月時点)

 

 

 

お祈り時間はいらないの…?

ということで、サラッと車でたどり着きました、ペルセポリス。

 

朝から車で移動して、午前中の早い段階で遺跡到着。

 

 

遺跡の前に、ちょっと小話。

気になっていたムスリム事情、車内で色々聞いたので。

 

 

ドライバーさんは当然イラン人。

ムスリムの人なので、どっかでお祈りの時間が挟まる可能性もあるかと思ったんですが。

 

 

「神の存在は信じてるし、良いカルマ(業)を積むことは良いことだけど

 1日に3回も5回も祈る時間を取ったら、経済活動に影響するじゃないか。

 僕は、その必要はないと思っている」

 

 

…とのことでした。

故に、ツアー時間中にお祈りタイムで止まることはなく。

 

 

休憩時間なしで移動してくれるのは、

我々ツーリストとしてはありがたいんですけどね。

 

 

バスの車内でも、決まった時間にコーランが流れて

人によっては、バス車内の通路でお祈りしたりする姿もあったので。

 

 

宗教色の強い政府が統治する国でも、人それぞれなんだなと改めて。

 

 

 

ちなみに、お祈り回数の違いは宗派の違い。

 

 

イランはシーア派が政権を握る国。

シーア派のお祈り回数は1日3回、スンニ派は5回。

 

 

イランと敵対関係にあるサウジアラビアはスンニ派政権。

というか、それが敵対してる大きな理由のひとつなんですけどね。

 

 

 

アラビックとは違うという意識を強く持っている人も結構多いので

アラビア半島諸国と混同して会話しないようにしましょう!

 

 

 

宗教という観念の薄い、特にイスラムという宗教にあまり縁のない日本人。

ムスリム国を旅行する時は、彼らの宗教文化を理解することも大切ですね。

 

 

という、ちょっとした移動中のお勉強タイムでした。

 

 

 

ペルセポリス満喫にはイマジネーションが大事?

ということで、ペルセポリスに到着。

 

 

微妙なタイトルなのは

ペルセポリスが時々「がっかり遺跡」だと言われているから。

 

 

実際どうかというと

 

 

その理由は、正直分からなくはない。

 

 

・ほぼ破壊されていて、宮殿が形を成している遺跡ではない

・風化防止の為に、屋根やフェンスなどの保護策がスゴイ

というのが、おそらく所以だろうと思う。

 

・・・実際、そうなんだけど(笑)

 

 

 

紀元前520年という太古の昔に建設が始まった、壮大な宮殿群を前に

がっかりも何もないでしょうよ!

 

 

 

ということで、入場料200,000Rlsを支払い中へ。

 

 

 

遺跡破壊を懸念してか、

バックパックなどの荷物は中へは持ち込めません。

 

カメラや水、小さいハンドバックはOK。

それ以外は、クロークへ預けることになります。

 

 

もはやネタバレ的な感じではありますが(笑)

クローク脇にある模型、ペルセポリス遺跡全体像です。

 

 

 

遺跡へと進んで行くと

最初に目に飛び込んでくるのは

キレイに舗装された通路と、近代的なフェンスに囲まれた遺跡群…

 

 

ま、確かにね

入りの雰囲気としては、なんとも、ね

 

 

 

と思っていたんですが。

隣で大興奮のスイス人(笑)

 

 

「遺跡見学はイマジネーションが大切だ!

紀元前に、ココに既に壮大な建造物があったなんて!!

想像できるか?なんてスゴいんだ〜!!!!」

 

 

みたいな(笑)

 

 

おかげさまで、太古の世界を想像しまくりながら

遺跡を満喫することができました〜。

 

 

 

紀元前の壮大なペルシャ帝国に思いを馳せる!

とか大々的にタイトル付けてみましたが(笑)

 

イマジネーションをフルで働かせつつ

隅から隅まで回ってみました。

 

 

まず最初に待ち構えているのは

入口にそびえ立つ、「クセルクセス門」

クセルクセス1世が建造したということで

その名がこの門の通称として使われているようです。

 

遺跡内では、「Gate of All-Lands」と表記されています。

日本語だと、「万国の門」と訳されることが多いみたいですね。

 

 

10mに及ぶ高さの門が、抜けるようなブルースカイに向かってそびえ立ってました!!

いい天気でよかった♪

 

 

門には、皇族のゲストを迎えるためのホールが併設されていたり

クセルクセスの碑文が刻まれていたりします。

 

 

インパクト大の柱の像は、人の顔を持ち

体は牡牛、そして鷲の羽を持っているんだそうです。

 

 

 

遺跡大好きなスイス人の友人が

ここで、別のツーリストが雇っていたガイドに便乗依頼。

 

優しいフランス人ツーリストとガイドさんのお陰で

3人便乗したにも関わらず、ガイド料を請求されることもなく

まさかの、無料でガイド付きツアーが実現!!

 

 

なんてありがたい・・・!!

 

 

ちゃっかりガイドさんをゲットし、先へ進みます(笑)

 

 

 

続いてこちらは、「タチャラ(The Tachara)」と呼ばれる王宮。

ダレイオス1世が使用した、プライベート宮殿だそうです。

 

公的な場として使われていた謁見の間よりも

3m高い基盤から建設されているとのこと。

 

 

壁に使われている石が美しく磨き上げられ

鏡のように姿が反射されることから、「鏡の間(The Mirror Hall)」

とも呼ばれた場所なのだそう。

 

 

残念ながら、柵で囲まれていて、外からしか見ることは叶わずでしたが

ほぼ破壊されている遺跡の中で、多くの形状を未だ保っている部分です。

 

 

その横には、美しい彫刻が施された大きな壁。

 

 

 

そして、「アバタナ」と呼ばれる、謁見の間があります。

残念ながら、いくつかの柱が姿をとどめているにすぎませんが…。

 

その名の通り、王への謁見に使われた重要な場。

公的儀式にも使われていた、核となる場所だったようです。

 

 

 

アパダーナの東側には、たくさんの彫刻が施された階段が残っています。

屋根で保護されているので、全景が壮観、とかではないんですが。

一つ一つの彫刻が、しっかり残っていて興味深い場所でした。

 

 

ペルセポリスは、7人の王によって建設されていて

中には未完成のままになってしまった部分もあるのだとか。

 

 

時代によって、統治した王はもちろん

統治していた国も異なるので、多様なスタイルがMIXされています。

 

 

彫刻も、ペルシャ、エジプト、イラン

メディア(イランのカスピ海エリアに存在していた国)

フランスの人々も描かれています。

 

 

いかにペルシャ帝国が広大かつ強大だったかが分かりますね。

 

 

牡牛を襲うライオンの像。

古代から使われているモチーフだそうで

ここだけではなく、他の場所にも使われています。

 

ガイドさんがアツく説明してくれた場所だったんですが・・・

ゴメンナサイ、詳細を忘れてしまいました・・・

 

 

気を取り直して、先へ。

こちらもほぼ崩壊してしまってますが、玉座や宝物庫等のあったエリアを抜け

 

 

王墓のある高台へ。

 

 

ここから、ペルセポリス遺跡が一望できます。

紀元前に、この土地に巨大な建造物が立ち並んでいたと思うと

やっぱり壮観だな、と感じられます!

 

 

 

天気良くてよかったですが

長袖スカーフは、やっぱり暑っついです・・・

夏に行く女性の方は、日傘などの熱中症対策をオススメします。

 

 

ということで、ぐるっと遺跡周遊完了。

 

 

無償で、一生懸命色々説明してくれたガイドさんと

勝手に便乗してきた私たちを、笑顔で迎えてくれたツーリストさんに感謝!!

ありがとう〜!!

 

 

 

アケメネス朝王墓、Naqsh-i Rusutam

ペルセポリス観光を終えた後、ドライバーさんが

4km離れたところにある、Naqsh-i Rusutamに連れて行ってくれました。

 

 

アケメネス朝の王墓4基が存在する場所です。

断崖に王墓が掘られています。

 

 

金額忘れてしまったんですが…

こちらもしっかり入場料がかかります。

 

 

炎天下でのペルセポリス遺跡で疲弊していたこともあり

中へは入らず外からのみ見学(笑)

 

 

裏側にもう1基あるようなんですが

外からだと見えるのは3基のみでした。

 

 

中へ入らず、お土産屋さんをフラフラしてました。

ちょっとだけですが、周囲にイランの食器などが買えるお店がありました。

 

 

やっぱり、イランの食器類は美しい!

 

 

買おうかどうしようか、うっかり迷ったんですが

高いので、後日他のマーケットで入手しました。

また別のブログで紹介します。

 

 

ファルシー(ペルシャ語)で名前掘ります、みたいなのもありました。

皮に名前を印字してくれます。

 

一緒にいたスイス人は、ここでブレスレット作ってもらっていました。

ま、読めないんでちゃんとあってるかの確認もできないんですが(笑)

 

 

なかなか翻訳できる文字じゃないんで、いい記念になるかもですね。

 

 

 

ということで、お土産屋さんメインなオマケ的紹介になってしまいましたが…

車チャーターやツアーだと、立ち寄ることができる近郊遺跡でした。

 

 

 

ペルシャ庭園「エラム・ガーデン」

ペルセポリス遺跡を後にし、シーラーズ市内へ移動。

 

明るい内に戻って来れたので、市内にある歴史的なペルシャ庭園

エラム・ガーデンを訪れてみました。

 

 

こちらも、入場料は200,000Rls。

 

 

「エラム」は「楽園」という意味だそうで

18世紀〜のガージャール朝時代に造られた、世界遺産に登録されている庭園です。

 

 

庭園の中央には、代表的建造物である「エラム宮殿」が建っています。

白基調のタイルが施された、美しい建物です。

 

 

バラが有名とのことだったんですが

シーズンが外れていて、少ししか見れず…。

 

 

それでも池の周りには花が咲き誇り

美しいお庭は見ることができました♪

 

 

が、残念なことに

水が流れていれば美しいはずの水路は、カラカラ(笑)

ん〜、オシい。

 

 

ぐるっと庭園を散策し、

色気より食い気、敷地内の売店にてアイスを購入し休憩。

 

100,000Rlsと観光地価格ではありましたが

イラニアンレモンを使ったアイス♪

日本で有名なのはトルコアイスですが

同じ感じでこちらも伸びるやつ。

 

味、食感ともにバツグンでした!

 

 

 

ということで、1日世界遺産をどっぷり満喫し

ディナーを経て宿へ戻りました。

 

 

ディナーは、前日と同じお店だったので

気になる方は前回ブログをご参照くださいませ。

 

 

 

ちょっと駆け足ですが、シーラーズ滞在は2泊だけ。

次回ブログでは、ヤズドへ移動します!

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