ブラチスラヴァ滞在4日目のこの日は
お隣の国オーストリア、首都ウィーンへ日帰りTrip!
元々は、そのままオーストリアに移動予定だったんですが
オーストリアは、物価が高い・・・
宿の値段だけでもブラチスラヴァの3〜4倍に跳ね上がります!
色々調べた結果、安宿が見つからずオーストリアステイを断念。
安いスロバキアを拠点に、日帰り旅と相成りました。
どちらもシェンゲン加盟国、国境検査もないし
通貨もどちらもユーロなので、ふらっと行って帰って来れちゃいます!
ということで、今回のブログはウィーンです!
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€=ユーロ
ブラチスラヴァ〜ウィーンの移動方法
通じない「ウィーン」
移動方法紹介の前に、「ウィーン」という呼称について。
今回、ウィーン行きの情報を取ったり、ネットで打ち込むにあたり
ネックになってしまったこの「ウィーン」という単語。
日本だと、ウィーン交響楽団とか、ウィーン少年合唱団とか
ウィーンウィーン言うじゃないですか。
現地での呼び名と英語名が違うことは多々ありますが
「ウィーン」という発音、これ、日本語だそうですね。
知らなかったんですよ、私。
一般常識レベルなんでしょうか・・・?
知らなかったがゆえ、誰としゃべってても???みたいになっちゃって。
これ、広く知られた一般常識だったら、
ここで力説しちゃう私、もう一発赤っ恥ですけどね(笑)
オーストリア語(オーストリアドイツ語)では
「Wien」ヴィーンと読みます。
「ウィーン」と発音すると
「・・・・ヴィーンのこと・・・???」
みたいに、親切な人だけが拾ってくれます。
そして、「ヴィーン」と言われると
こちらも「・・・ウィーン?」ってなるくらい
結構な発音の差がありました。
そして、完全に知らなかった英語名。
「Vienna」ヴィエナ
バスの検索でも、運営してる国によって、こっちの表記が出てきます。
宿で他国の旅人と英語で話してて、
みんなが「ヴィエナ」について会話してるのを
当初完全に別の街のことだと思っていたんですが。
どうにも会話が私だけ噛み合ないと思って
途中で気付いた「ヴィエナ=ウィーン」という事実。
この事実を知らないと、現地で情報を取りそびれるかも。
覚えておきましょ〜!
ブラチスラヴァ〜ウィーンの移動手段
オーストリアとの国境近くに位置するブラチスラヴァ。
ウィーンまでは約100kmの距離。
1時間〜1時間半もあれば着いちゃいます!
そして、ウィーンまでのバス料金が片道たった5€!!
ヨーロッパはバスが安くてホントありがたい!
オーストリアに滞在するより、
日帰り交通費の方が、はるかに安くつきます!
バスは、色んな会社が運行しています。
ネット予約をしたい方は、ヨーロッパ滞在マストアイテム
GoEuroを使えばラクラク検索&予約ができます。
バス・電車・飛行機まで、ほぼ全ての運行会社の
時間と価格を一括検索してくれて、予約サイトへリンクできるという
これ1つあれば、ヨーロッパ移動は無敵のサイト。
アプリもあるので、DLしておくと超お役立ちです。
で、そんなアプリがあるというのはご紹介のみで
今回の移動は、実は直接バス乗り場に行って購入したんですが(笑)
ブラチスラヴァ〜ウィーン間はバスが頻発しているので
特に予約しなくても、直接行けば簡単に乗れると思います。
移動に利用したのは、
行きがREGIOJET、帰りがSLOVAC LINESというバス会社。
どちらも片道5€でした。
ブラチスラヴァ→ウィーン
こちらは行きに乗ったREGIOJET。
バスはそこそこ一杯でした。
モニターもコンセントも付いて、快適でした。
行きは、ブラチスラヴァ城横の大通り沿い、ドナウ川手前にある
Most SNPというバスターミナルから乗車しました。
バスチケットもここで買えます。
REGIOJETのバスが到着したのは、ドナウ川沿いの
Busterminal Stadion Center(ZOB)というところでした。
バスターミナルからすぐの地下鉄U2線Stadion駅から中心部へ。
スロバキアと違って、英語表記があちこちにちゃんとあります(笑)
地下鉄のチケットも、自動改札機で買えるので簡単♪
市内中心部の、Karlsplatz駅まで一本で移動できました。
ウィーン→ブラチスラヴァ
ブラチスラヴァまでの帰りは、
会社が違うので乗降車場所も違いました。
どこの会社でもよかったんですが
帰りをSLOVAC LINESにしたのは、最終バスが遅かったから。
ブラチスラヴァに戻ってくるバスは、23:30が最終でした。
1日めいっぱいウィーンに滞在できちゃいますね♪
ということで、帰りのSLOVAC LINESは
Hauptbahnhof駅隣接のバスターミナルから。
駅にあったバスターミナル。
ここかな、と思って探したんですが
このキレイな明るいバスターミナルは、全部国内線でした・・・。
国際線バスは、駅から通りを挟んだ反対側。
全然照明とかのない、小さな売店が1つあるだけの場所でした・・・。
とりあえず、ここからバスに乗り込んだんですが。
SLOVAC LINESのバスが到着したのは、
旧市街からドナウ川を挟んだ反対側・・・。
Einsteinovaというバス停で、寒空の深夜に
風吹きすさぶドナウ川の橋を渡って帰ってくるハメになりました・・・。
早めにウィーンを切り上げて帰ってくるのであれば
旧市街側に帰ってくるバスを選択した方がいいかもしれません。
オーストリア郷土料理ランチ
ということで、到着しましたウィーン!
街歩きの前に、お昼前ではあったんですが
ランチタイムにしてしまうことに。
中心部に着いて、散策がてら歩きながら
ちょっと裏路地に入ったところで見つけたお店。
Zum Neuen Blumenstockというレストランです。
観光客ではなく、地元の人がお昼を食べてました。
小さなお店、優しそうな店員さんが接客してくれました。
まずはいつも通りビールから。
Hirterというオーストリアのビール、0.3lドラフトで3.4€。
まずは、オーストリア伝統料理の1つ。
レバークネーデル(Leberknödel)、レバーで作られたお団子のスープです。(3.5€)
しっかり目ビーフブイヨンのスープに入った、濃厚なお団子!
ちょっとむっちりしたお団子がたまらなく美味しい!
お団子に練り込まれたなめらかレバーは臭み無く、
ニガテな人でもいけちゃうと思います。
スープカップ1杯で、ちょっと贅沢気分が味わえます♪
そして、1日だけということで、
やっぱり外さず食べておこうと思ったメインはコチラ。
ウィンナーシュニッツェル(Wiener Schnitzel)17.9€
ウィーンの代表料理と言えば、コレ!
ということで、トライしました、巨大な牛カツレツ!
薄く伸ばしたお肉に、細かいパン粉が付いたサクサクカツ!
ベリーのジャムは・・・合うか合わないかは、正直好みですが・・・(笑)
柔らかいお肉が美味しかったです。
ボリューム満点。
せっかく牛なので、ワインも1杯いただきました(2.8€)
短期滞在ですので、がんばってオーストリア料理を
おなかいっぱい詰め込んでみました。
落ち着いたいい雰囲気のお店です♪
ウィーン街歩き
オナカいっぱいになったところで、観光に出ます!
まずは、ウィーンと言えばのオペラハウスから!
言わずと知れた、ウィーン国立歌劇場!!
中を見れるツアーも開催しています。
なんなら、その為に来たのが目的で
もし適当なプログラムがあれば、公演も見たい!
と思って来たのですが・・・。
この日は、クリスマスを目前に控えた月曜日。
2日後に大規模なクリスマスコンサートがあるため
その設営で閉館中・・・(泣)
公演チケットが取れないとか、高いとかの前に
公演やってないどころか見学すらできず・・・。
何も調べずに来たアホさ加減、というヤツです。
ただ、ここは音楽の街ウィーン!
毎日どこかで何かしらの演奏会やオペラが開催されています!
オペラハウス周辺には、コンサートやオペラの冊子を持って
チケット販売をする人たちもたくさんいるし。
街中のインフォメーションでも、色々なチケットが買えます!
ということで、この後インフォメーションに駆け込み
色々紹介してもらった中で、
この日の夜に開催されるコンサートを1つ申し込みました。
開始が遅いので、それまでゆっくり観光です。
ということで、次にやってきたのが
シュテファン大聖堂(St. Stephen’s Cathedral)です。
フレームに納めるのが難しい大きな教会です。
別角度から。
高くそびえる南塔は、約137メートルもあるんだとか。
私は登りませんでしたが、階段で登ることもできるそう(有料)
聖堂の中はこんな感じです。
塔はもちろん高いんですが、聖堂の高さも107m。
かなり高い天井が、広い空間を創り出しています。
外観はゴシック様式ですが、内部はバロック様式なのだそう。
柱ひとつもとても大きく、施された彫刻や掲示された絵も圧巻。
ちょっと大きすぎて、逆にスケールが伝えにくいんですが・・・。
内部の観光ツアーもやっているみたいでした。
続いてやってきたのは、こちらの教会。
ちょっと曇天で暗いんですが・・・
フランシスコ広場と、フランシスコ教会(Franciscan Church)です。
銅像は、モーゼです。
教会内部はこんな感じでした。
柱の彫刻が凝っていて素敵ですね。
こちらは祭壇なのですが。
祭壇手前部分はリアルな柱や彫刻なのですが
奥側は、「立体的に見えるように描かれた絵」なんです。
柱も絵の一部になってるんですが…、
ぱっと見どこからどこまでかわからないですね。
そして、運良く見つけられた次の教会はこちら。
ペーター教会(St. Peter’s Church)
ウィーンで最も古い教会のひとつ(最古とも)だそうです。
内部は、外観のシンプルさから想像しにくい豪華さ。
ガイドブックとか持ってませんので、たまたま通りすがった教会。
ここ、教会コンサートをやっているところだったんです!!
こちらは教会の入口側。
上部に設置されている、ロココ調の美しいパイプオルガン。
コンサートで素晴らしい音色を奏でてくれるオルガンです!
荘厳な教会で聞く、パイプオルガンの無料演奏会!
パイプオルガンと言えば、のバッハや、
グノーのアヴェ・マリアなど数曲が演奏されました。
そりゃ〜もう・・・よかったですよ!聞き惚れです!!
通りかかってよかった〜!聞けてよかった〜!!
時期によって変わるのか分かりませんが、教会に貼ってあった案内です。
月〜金曜が15時、土日が20時〜ということのようです。
旅の途中でタイミングが合うようなら、ゼヒ訪れてみてください!
コンサートを聞き終わり、ミヒャエル広場へ。
ミヒャエル門の前に、クリスマスマーケットが開かれていたので
いつも通りホットワインで小休止。
オマケでチョコレート付けてくれました。
なんかオシャレでいいですね〜♪
マーケットのお店も、装飾少なめ白基調でスタイリッシュです。
ミヒャエル門の中はこんな感じでした。
だんだん暗くなってきて、ミヒャエル門もライトアップ!
手前のマーケットも明かりが灯り、この辺り一帯がオレンジ色に♪
ここから街はどんどんライトアップ。
ウィーンでも、色んな場所でクリスマスマーケットを見かけました。
お昼しっかり食べたのに、マーケット歩くとオナカ空きます(笑)
そして、残念ながら入れなかったけど
最高に美しいライトアップを見せてくれたのは、やっぱりオペラハウス!
もう、まぶしいです、キラキラがスゴい!
夜のウィーンをしばし堪能して、ディナータイムです!
前菜で1人前!ウィーン特産料理でディナー
ディナーで訪れたのは、Zum Bettelstudentというお店。
店内はこんな感じ。
早めの時間来店だったので空いてますが、この後どんどん混んで満席に・・・。
オーダーはOttakringerという黒ビール(5€)
そしてメインにVIENNESE SNAILES(9.9€)
SNAILS、エスカルゴです!
フレンチのイメージが強いですが、ウィーンでも養殖が盛んで
エスカルゴ市場なんかもあるそうですよ。
で、これ一応、よくあるエスカルゴ用のホールのある器なんですが・・・
チーズすごすぎて全然見えないですね(笑)
ホワイトソースとゴルゴンゾーラがたっぷり乗ったグラタン風。
エスカルゴよりゴルゴンゾーラが勝っちゃったかな。
チーズ好きとしては、それでもいいんですけどね。
軽くのつもりで頼んだ、APPETIZERS(前菜)枠にあったお料理。
しっかりきっちり1人前です(笑)
ウィーンもボリューム多いですね。
で、もう1杯だけワインを飲んでこちらは終了です。(2.4€)
ほろ酔いになったところで、
この日のシメ&メインのコンサートへ!
お初です!サロンオーケストラ♪
ということで、ウキウキで向かったのは、
Kursalonというところで開かれる、シュトラウス&モーツァルトのコンサート!
フンパツしました・・・真ん中のB席、55€のチケットです。
ちなみに、一番お安い後方C席は、買いに行ったとき既に満席でした。
会場前の看板です、テンション上がります!!
こちらが会場のKursalon。
コンサートホールじゃなくて、サロンでのコンサートは人生初。
ウキウキします〜♪
Salon Orchester Alt Wienという、
時々日本でも公演している楽団のコンサートでした。
残念ながら演奏風景は撮影禁止でしたが、会場はこんな感じ。
中間エリアのB席だったんですが、早めに行ったら結構前の方に。
エリア指定だけで、エリア内の席はフリーでした。
こちらは、途中の休憩時間の様子。
会場外にバーカウンターがあって、お酒を飲むこともできました。
ということで、1杯(笑)
スパークリングワインをいただきました(4.5€)
写真に写っている人たちを見てもらうと分かると思いますが
特にかしこまった服装でなくてもOKのコンサート。
旅行途中に思い立って、ふらっと来れる気軽なものです。
(短パンサンダル系が大丈夫かは分かりませんが・・・)
オケと、オペラも少しあって、
コンマスのトークも場の笑いを誘うくらい上手で。
音楽と、バツグンに盛り上がる会場の空気感で
スタンディングオベにて終了でした。
ホントよかったです!
普段オケ聞きに行かない人でも、
十分楽しめるステキなコンサートだと思います!
1日だけの名残惜しいウィーン旅はこれにて終了。
ブラチスラヴァへと戻りました。
翌日は、次の国チェコへと移動します!