ジョージア滞在2日目のブログです。
この日は1日トビリシ市内観光。
みどころいっぱいのトビリシ、
1日かけて歩き回りました。
美食の国ジョージア、
もちろん、郷土料理も堪能してます!
(1GEL=¥42.6 2016年11月時点)
※GEL=ジョージア ラリ
徒歩で周るトビリシ市内観光!~午前編~
この日は1日トビリシに滞在し、
街中に点在する教会や観光スポットを見て回りました。
市内には地下鉄やロープウェイなどの交通機関もありますが
天気もよかったので、徒歩でぐるっとお散歩です。
山や丘に囲まれたトビリシ、
街中の数えきれないくらいの教会と
その後ろにそびえる丘と美しい自然。
1日かけても全部見切れないくらいの観光スポットの数です。
ちょっと駆け足ぎみに、回れるだけまわってみました。
行った場所が多いので、まずは午前中に訪れた場所のご紹介。
最初に向かったのは・・・
ツーリストオフィス!!(笑)
情報のない街での、お決まりパターンです。
ジョージアはあまり英語が通じないとか
観光情報が少ないとか聞いていましたが
ちゃんと街中にいくつかツーリストインフォがありました。
向かった先は、地下鉄でいうとTavisflebis Moedani駅近く、
Liberty Square(Freedom Square)横の、
Pushkin Park内にあるツーリストインフォです。
街の中心にあるLiberty Square。
Pushkin Parkにあるツーリストインフォ。
観光に力を入れているのか、英語堪能なスタッフがいて
キレイなパンフレットや地図がフリーでもらえます。
(もちろん日本語はなく、英語パンフですが)
観光地情報も、スタッフが丁寧に説明してくれて
とても重宝しました!
いくつあるか正確な数は分かりませんが
もう1つ、Meidan Bazaarにもインフォがありました。
パンフレットを無事ゲットし、まずは
Sioni Cathedralへ行ってみました。
インフォから、Metekhi Bridgeに向かって歩く途中にある
Sioni Street沿いに建っています。
歴史は古く、6世紀に建てられたというグルジア正教会です。
何度も破壊され、修復を繰り返したとされるこの教会は
小さいながらも、内部はブルーとゴールドを基調とした
美しいフレスコ画で飾られていました。
外から入り込む光が、とてもきれいでした!
教会を出て、そのまますぐ横に或る
トビリシ歴史博物館へ。
この入口を入った先にあります。
博物館は、この1階部分だけで
地下はギャラリーやお土産屋さんになっていました。
博物館と言っても、そんなに展示物が多いわけでもなく
昔のトビリシの街並の再現や
民族衣装が少し飾ってあるくらい、といったところでしょうか。
さらっと博物館を見て、再び外へ。
この辺りは、オールドタウンとも言われていて
昔からの細い道路が残っているということで
一応、建物は古かったり
大通りから中に入っているので、石畳をゆっくり歩けますが
比較的新しいカフェやレストラン、お土産屋さんがある通りといった印象。
お昼の散歩もキレイではありますが
どちらかというと、お店も多いので
夜食事に来たり、飲みにきたりするのによさそうな感じがしました。
色んなところにアート作品があるのが印象的でした。
通りを抜けると、街の中心を流れるクラ川にかかる
Metekhi Bridgeに出ました。
一旦橋は渡らずに、反対側の丘を登ってみることに。
橋と逆方向には
観光地定番のI LOVE〜シリーズの看板が。
この看板の脇にあった坂を登ります。
坂の途中にあったSaint George’s Church
こちらは、13世紀に建てられたアルメニア教会だそうです。
中を見てみたかったんですが、
残念ながら閉まっていて入れず、そのまま通り過ぎました。
ちなみにこの辺りは、
クラ川の対岸からロープウェイで上がれるところなので
歩きたくない方は乗っちゃってもいいかもしれません。
Saint George’s Churchと、
その後ろに見えてるのが、丘の上まで行けるロープウェイ。
坂を登ってたどり着いたのが
Narikala Church(ナリカラ要塞)
トビリシを代表する観光スポットであるこの要塞。
4〜5世紀頃に、当時遷都したばかりのトビリシの要塞として
築かれたものだそうです。
かつては巨大な要塞だったようですが
火薬庫の爆発により大部分が崩壊し
現在は一部を残すのみになっているということです。
門をくぐって中に入ると
その内側には、聖ニコラス教会があります。
この地に教会が建てられたのは
13世紀のことだそうですが、火災によって崩壊しており、
現在の教会は1996〜97年に建てられた新しいものです。
見晴らしのいい場所に建てられた大きなクロス。
丘の上とあって、景色はバツグン♪
市内を一望することができます!
反対側は要塞跡と、切り立った崖。
その下はボタニカルガーデンになっています。
先に見えているのは、Karklis deda(ジョージア母の像)です。
まっすぐ要塞内から行けるかと思っていたんですが…
眼下に見えている、像まで続く道に降りる階段が見つからず…。
ちなみに、右側の建造物は、ロープウェイの終着点です。
ということで、一旦Narikaraの入口を出て
外側をぐるっと回って、見えていた道へ。
Karklis deda(ジョージア母の像)
の下にたどり着いたんですが・・・
近すぎて、デカすぎて(笑)
街のシンボルとなっているこの像は
1958年に、トビリシ生誕1500年を記念して建てられたものだそう。
右手に持った剣は敵と戦うため
左手に持ったワインの器は、友を歓迎するため
という意味合いを持っているそうです。
というか、ここからじゃ全然見えないんで
何の説明してるんだかわかんないですね(笑)
一応、この後周辺を散歩しつつ
よく見えるポイントが無いか探してみたんですが
後ろ姿か
横向きが精一杯
正面からの図は、だいぶ小さくなりますが
丘の下から見るしかなさそうです・・・。
像はあまりちゃんと見えませんでしたが
裏手の通りからは、ボタニカルガーデンへと続く道があって
紅葉がとてもキレイだったので、ちょっと大回りしてお散歩♪
ゴメンナサイ、写真だいぶ陰っちゃってますが・・・。
ボタニカルガーデンも、軽く通過しただけですが
紅葉や小川、小さな竹林なんかもあって、
散歩するのにとても気持ちいい場所でした。
これで一旦街へと戻り、午前中の観光は終了。
ランチタイムにすることにしました。
オシャレカフェで絶品ジョージア料理♪
街へ降り、ランチのお店探し。
大通りに面した、The 観光客向けレストラン
みたいなのは嫌だなぁと、ブラブラ歩いていたら
なんとなく眺めていたお店で
外にいた店員さんに声をかけられてしまったので
ジョージア料理って書いてあるし
路地裏の隠れ家っぽくていいかなと思って
そのまま入ってみることにしたのが
Cafe Accentというお店。
外の席は・・・
ブルーのシートとテーブルが、カワイイと言えばそうなんですが
あんまり日が当たらないのと
とにかく誰もいなかった(笑)
失敗したか・・・?と思ったんですが
店内の雰囲気は
静かで居心地のいいオシャレカフェでした♪
飾ってある小物もカワイイ。
とはいえ、中にも誰もいなくて
やっぱり貸切状態だったんですが(笑)
14時頃の訪問だったので、
ランチのピークは終わっていた、ということで。
そんな感じで、最初ちょっと疑ってかかったんですが
結果から言うと、とってもいいお店でした!!
お料理も美味しかったし
スタッフも気さくでとても親切!
ということで、まずは
乾いたノドをうるおすビールから♪
ビールは4GEL(約¥170)〜と、オシャレカフェにしては良心的かな。
頼んだのは、Argoというドラフトビール。
お料理は・・・
本当は色々頼みたいのがあったんですが、
前日のレストランの量にちょっと身構えて、1品だけ。
お店のスタッフが薦めてくれた
Ojakhuri(オジャクリ)という料理を頼んでみました。
ハイ、やっぱりなかなかの量!!
ゴロゴロ角切りの豚肉と、たっぷりポテトに
タマネギとトマトが入っています。
これも定番の、ジョージア郷土料理です。
またすごい量きた!!
と思ったんですが、ハーブやスパイス
そしてビネガーも加えて作られるこちらのお料理。
見た目程ヘビーじゃありませんでした。
ローストしてあるので、油少なめで意外とあっさり!
そして、大きなカタマリが堅そうかな・・・
と思った豚肉が
最っっ高にやわらか〜い!!
そして、別料金だったのがちょっとだけ残念ですが
店員さんに薦められて、気になっていた
Tkemali(トケマリ)というソース(2GEL)も頼んでみました。
ジョージアの甘酸っぱいプラムソースなんですが。
この旅で色々食べた中で、私が恋した味の1つです!!
好きずきあるとは思いますが、プラム好き、酸味好きにはたまらない♪
これがまた、ローストした豚肉と合う合う!!
しっかりお肉には、やっぱりワイン♪
ジョージアワインが飲みたい!と言ったら
ホームメイドワインがあるとのことで、頼んでみました。
この後も何度か飲むことになる、「ホームメイドワイン」。
私、ハマった…というほどでもないですが、結構好きな味で。
ただ、いわゆるお店で買うワインを想像すると
ちょっと違う…と思うかも。
ドライで飲みやすいんですが
少し酸味と、ちょっとした「クセ」があります。
田舎でなってるブドウそのもののような
皮とかの雑味もちょっと残った、素朴な味わいです。
好き嫌いは、きっと分かれるかな?
私は、いわゆるワインとは別物として
これはこれで、好き派です!
美味しすぎたのと、脂っこくなかったのとで
絶品ソースも1滴残さずキレイに完食!!
サービス料10%がのって、全部で30.8GELでした。
ランチから、ちょっと贅沢しすぎたか・・・?(笑)
wifiもつながるし、カードも使えるし
ゴハンもおいしくて、落ち着けるお店です!
ちょっとだけ大通りからそれますが
中心地ど真ん中エリアにあるお店ですので
観光に疲れたら、寄ってみてはいかがでしょうか?
ランチもディナーもやってますよ〜!
徒歩で周るトビリシ市内観光!~午後編~
オナカいっぱい、食べ過ぎたので
再び歩いて消化活動!
午後最初に向かったのは
Abanotubani(アバノトゥバニ)と呼ばれる
公衆浴場!温泉です!!
とか勢いよく書いてみましたが、冒頭で書いた通り
インフォで地図もらうところからスタートしてるくらいなので
トビリシが温泉のメッカだなんて、
すっかりさっぱり知らなかった私。
久々の温泉、入りたかったんですけどね・・・
タオルもなにも準備してないし…(有料で借りられた)
水着持ってきてないし…(ジョージアは全裸だった!)
観光客見当たらないし…(嫌なら個室もあった!)
女性いないけど、女子風呂あるのか?(もちろんある!混浴ではない)
()内は、後から調べて分かった内容。
この内容を事前にちゃんと調べていれば
間違いなく入っていたのに!!(泣)
一番の敗因は
海外で、水着なしで入れる公衆浴場なんかない
という思い込み。
他の項目はなんとかなったとしても
水着は持参しなければ入れないに違いない、と思っていたんです…。
こんなところに、あったんですね
日本と同じシステムの温泉が!!
入っておけばよかったなと思いつつも
季節は11月、ドライヤー無しで、濡れた髪のまま
外に出るのも、よく考えればまぁキツいし…。
で、結局外側だけ見てきたわけなんですが。
この辺り一体が温泉エリア。
どうやらこの辺りには、5つもの温泉があったそうで…
こちらは、浴場の屋根部分。
最盛期には60もの公衆浴場があったともいわれるトビリシ。
そもそも、「トビリシ」という街の名前は
「トビリ(ジョージア語で温かいという意味)」から
きたとも考えられているとか。
古くから、温泉と一緒にある街、トビリシ。
なんか日本みたいですね。
というわけで、外からだけ温泉施設を眺め、移動。
公衆浴場のすぐ近くにあった、ワインショップにちょっと立ち寄り。
もちろん、品揃え豊富
他のお客さんに便乗して
なんか色々試飲させてもらっちゃいました。
店員さん、いい方だったんで
リンク貼ろうと調べたら・・・閉まっちゃったみたいで。
ま、でも、ブラブラ歩いてたら
こんな感じの小さなワインショップがいっぱい見つかります。
いいものを1本、と思う方は、ショップで聞いてみるのもいいんじゃないかと。
ちゃっかり試飲をした後は
午前中に前を通ったMetekhi Bridgeまで戻り、今度は渡って対岸へ。
そのまま、川沿いに見えている教会
Metekhi Church(メテヒ教会)へ行ってみました。
トビリシに来たら、必ず行ってみるべし!
とインフォでも推すこちらの教会。
建物自体が、というよりは
歴史的な側面で、トビリシを象徴する教会です。
教会の横に建つこの像
King Vakhtang Gorgasaliの像なのですが
この王が、トビリシを創建したのではないかと言われています。
で、トビリシが創建された際に、彼がこの街の最初の教会として
ここにメテヒ教会を建てたとされているため
トビリシの歴史とともにあるこの教会を、象徴として大事にしているそう。
教会内部はこんな感じでした。
この教会の建物自体は、他の教会同様
長い歴史の中で、何度も修復されてきたものだということです。
メテヒ教会からの眺めがよかったので
ここで日が沈むのを待とうかと思ったんですが。
まだ日没まで少し時間があったので、もう1カ所だけ。
メテヒ教会から少し坂を登ったところにある
Queen Darejan Palace
…に行こうと思ったら、閉まっていたので
その隣にあった教会。
特に教会の中が見れたわけでもないんですが。
このとき私が探していたのは、夜景撮影スポット。
メテヒ教会以外で
どっかないかな〜とフラフラしてたんです。
で、ココの教会からの景色がよかったんで
ちょっと居座ってみたんですね。
で、日没後の景色がこちら。
左手前がメテヒ教会、その奥が要塞、
右奥にちっちゃく緑に見えてるのがジョージア母の像です。
別アングルでは、なんか一気に近代的な感じに。
手前の緑はゴンドラ乗り場、
その奥中央がThe Bridge of Peace(平和の橋)です。
肉眼だと、もうちょっと明るく見えたんですが
ゴメンナサイ、写真ベタで暗くなっちゃいました。
キレイでした、エレバンの夜景♪
夜景も満喫したところで、待望のディナータイムです!
・・・と思って出ようと思ったら
入口に南京錠がかかっていました・・・
閉じ込められた・・・(笑)
どうやら、私に気付かず、管理者が施錠したようで・・・
焦りました。
暗闇で、出口らしいところを1人大捜索。
いくつかの出入り口から
唯一、内側からカギが開けられるドアを発見し、無事脱出!
カギ開けっ放しにして申し訳ない・・・。
開かなかったら、塀よじのぼるところだった(笑)
人の少ないところは、「人がいるよ」アピール必要ですね・・・。
夜景鑑賞の時はお気をつけて(笑)
ディナーで訪れたお店は・・・
ということで、無事教会を脱出し
ディナーで行ったお店は、Gamarjobaというところだったんですが
先ほどのワインショップ同様
どうやら閉まってしまったようで・・・
結構混んでた、いいお店だったんですけどね。
観光地化して、競争厳しいところなんでしょうか?
ということで、お店の紹介をしても仕方ないので
ジョージア料理&お酒と、トビリシレストランの
価格帯の参考情報として見ていただければと思います。
まずは、とりあえず1杯、のビールから。
BLACK UNTIFILTERD BEER(draft) (4GEL)
久々に黒ビールを発見して、嬉しくなって頼んだんですが
ちょい甘ドラフトビールでした。
そしてオーダーしたジョージア料理は
mushrooms sulguni on ketsi(8GEL)
sulguni(スルグニ)というのは、
このお料理に使われているチーズの名前。
ジョージアの西側、Samegrelo(サメグレロ)地方のチーズだそうで
ちょっと酸味のある、主に牛のミルクから作られるフレッシュチーズです。
1、2日あれば完成するということで
パッケージングされた商品もあって、広く普及してるみたいです。
で、今回頼んだのは
マッシュルームにスルグニを乗せて焼いたお料理。
プリプリの丸ごとマッシュルームがゴロゴロ入って
チーズがこれまたどーんと入ってとろけまくってます!
チーズの量、すごいんですが
スルグニがオイリーじゃなく、ちょっと酸味があるので
見た目よりも軽くて美味しかったです!
日本の油分たっぷりピザ用チーズを、これだけ大量に入れたら
もたれて食べられないようなな気もしますが。
こちらのお料理は、別途頼んだブレッド(0.5GEL)と一緒に
全部きれいに完食しました♪
もちろんワインも
GVIRABIというワインの赤と(4GEL)
同じくGVIRABIの白を(3GEL)
なんで同じ銘柄かというと…これが安かったから。それだけです(笑)
このワインで言うと、白の方がドライで美味しかったかも。
安ワインですが、ちゃんと冷えてて、しっかりブドウ味でした!
名もなきハウスワインは、もう1GELずつ安かったです。
なんでもよければ、80円くらいで1杯飲めるかも。
おいしかったディナーを終え、帰ろうと思ったんですが。
思わぬ来客。
見ず知らずのおっちゃん(自称ドクター)が、突如勝手に隣に座り
ワインとコーヒーを2人分オーダー。
なんかカタコトの意味不明英語で話しはじめた。
このときはまだあんまり気付いていなかったけど
ジョージア人は、とっても気さくで、陽気で、大雑把だけど親切で。
・・・そして女好きが多い(笑)
ただ話したいだけの、親切な人もとても多いし
お誘いは、イヤならキッパリ断れば、
それ以上しつこくつきまとってこない、サッパリした感じ。
個人的に危険な思いは1度もせず
治安面も、安定しているという印象を受けたジョージアですが。
酔っ払いオヤジのナンパがめんどくさい時は、がっつり断りましょう。
陽気なおっちゃんと飲むのは楽しいけれど(笑)
話のつまらない泥酔オヤジはお断り!!
ということで、この状況に気付いていた店員が
「追い払いましょうか?」と言ってくれたので
「よろしくで〜す♪」とお願いした。
トイレに行ってる間に、ちゃんと会計させて、
店から追い出してくれていた。
手元に届いた、勝手にオーダーされたワインとコーヒーは
店員さんが、
「彼に払っといてもらったから、どうぞ(笑)」
と言ってくれたので、ありがたく頂戴しました。
泥酔オヤジだ、話つまんないだなんだ書きましたが
結果タダでワインとコーヒーが飲めたという
ラッキー話になりました(笑)
そして、お店なくなっちゃったけど、
優しい素敵な店員さんでした、ありがとう〜!
ということで、今回はこれでおしまい。
次回は、ジョージアのワイナリーへ!!