南インド、ゴアの郷土料理「ポークビンダルー」のレシピをご紹介。
インドでは珍しく、豚肉を使ったカレーです。
先日、日本エスニック協会が選んだ、
カレー部門で4位になっていてちょっとびっくり!
まだまだ日本ではマイナーですが、どうやら今“キテる”もよう。
ゴアは約450年もの長い間ポルトガルの植民地だったため
インドの中でも独特の食文化がある地域です。
こちらのカレーも、ポルトガルの煮込み料理が元になっていて
ワインビネガーと大量のとうがらしを使うのが特徴です。
現地ではホールスパイスをすりつぶすところから作りますが
今回はインドで入手したカレーレシピを元に、作りやすいように少しアレンジしました。
それでも、使うスパイスの種類はちょっと多いんですが…。
かなり多めのビネガーを使いますが、煮込む間にマイルドになります。
とうがらしのガツンとくる辛さが特徴なので、
こちらもかなりの量を使用しています。
さまざまな種類のスパイスやにんにくが入るので、
使うとうがらしの量から想像するほど強烈な辛さは感じないと思います。
が、それでも10本はちょっと…という方は、減らして作ってください(笑)
火を通してまろやかになったお酢の酸味が
大量のにんにくとスパイス、とうがらしと合わさって
辛み・酸味・コクがクセになる味です♪
【材料】(4~5人分)
豚カレー用(またはブロックを1口大に切る)・・・500g
玉ねぎ(みじん切り)・・・小1個
★マリネ液
赤ワインビネガー ・・・50cc
塩・・・小さじ1
砂糖 ・・・小さじ1
にんにくすりおろし・・・小さじ2
しょうがすりおろし・・・小さじ1
<パウダースパイス>
ブラックペッパー・・・小さじ1
カルダモン・・・小さじ1
クローブ・・・小さじ1
カイエンペッパー(チリペッパー)・・・小さじ1/2
★ビンダルーペースト
*赤とうがらし・・・10本(お好みで調整)
赤ワインビネガー・・・30cc
にんにく・・・5片
しょうが ・・・1片
<パウダースパイス>
パプリカ・・・小さじ2
シナモン・・・小さじ1/2
ターメリック・・・小さじ1/2
【作り方】
1. 豚肉は塩少々(分量外)を振っておく。
マリネ液の材料をすべて混ぜ合わせる。
2. 豚肉をマリネ液に入れて混ぜ合わせ、3時間以上(できれば一晩)ラップをして冷蔵庫でマリネする。
3. ビンダルーペースト用の材料をフードプロセッサーで混ぜてペーストにする。
4. 鍋に多めの油(大さじ4程度)を熱し、玉ねぎを茶色く色づくまで中火で炒める。
5. 3のペーストを加え、表面に油が浮いてくるまで焦げないように混ぜながら炒める。
6. 2の豚肉をマリネ液ごと加え、2〜3分炒める。
7. 水を加え、40分程弱火〜中火で煮込む。
焦げないように時々混ぜて、水が足りないようなら途中で少し足す。
8. 豚肉が柔らかくなり、とろみがついたら塩、砂糖で味を整えて完成。
ライス(できればインディカ米)を添えてどうぞ♪
【Memo】
*とうがらしは、インドではカシミリチリという種類を使いますが
日本での入手が難しいので赤とうがらしとパプリカで代用しました。
生の唐辛子の入手が難しい場合は、タカノツメを使用してください。
*お好みで刻んだパクチーを少しのせて食べるとおいしいです!