【世界一周115日目:ジョージア】クタイシの世界遺産&最後の街バトゥミへ

ジョージア滞在7日目のブログです。

 

クタイシ最終日となったこの日は

まだ見に行っていなかった郊外の教会へ。

 

半日観光を終えた後は、

ジョージア最後の滞在先となるバトゥミへと移動しました。

 

(1GEL=¥42.6  2016年11月時点)

※GEL=ジョージア ラリ

 

 

世界遺産ゲラティ修道院

クタイシ最終日、この日は世界遺産にも登録されている

郊外にあるゲラティ修道院(Gelati Monastery)

へと足をのばしました。

 

 

先日行ったバグラティ大聖堂が

世界遺産登録抹消・・・とのことで。

 

 

やっぱり世界遺産登録されている教会も見ておこうかと(笑)

 

 

クタイシ市内からゲラティ修道院への行き方は

市民の足、マルシュルートカ(ミニバス)です。

 

 

Meskhishvili State Theatre(州立劇場)の裏

ゲラティ修道院行きのマルシュ乗り場です。

 

 

写真は取り忘れましたが、マルシュのフロントに

ジョージア語の「ゲラティ」の文字と一緒に

教会の絵も一緒に書いてあったので、見つけやすいかと思います。

 

 

修道院行きマルシュはあまり本数が多くなく、

分かっている範囲で、ではありますが

出発時刻は11時、14時、16時、18時とのことでした。

 

宿のチェックアウトをしてからの遅め移動だったので

11時前から出ていますが、時間未確認です。

 

 

私が乗ったのは、11時発のマルシュでしたが

宿のママに、いっぱいになるから早めに行った方がいいと言われ

10時半に乗車して待つことにしました。

 

 

聞いていた通り、乗ってからすぐに満席になり

立ち乗りの人もいて、ギュウギュウでの出発でした。

 

 

早めに行って、乗っておくことをおススメします。

 

 

ゲラティ修道院までは1GELで行くことができ、

マルシュは修道院の前で停まります。

少しですが、修道院前にお土産屋さんも出ていました。

 

 

門をくぐり、中へ入ります。

 

 

世界遺産のゲラティ修道院は

修復工事の真っ最中・・・

 

 

まぁ・・・世界遺産あるあるですね。

12世紀に建てられたこちらの修道院。

修復が必要になるのも、仕方ないことですよね。

 

 

通路脇に置かれた、修復用の瓦。

バグラティ大聖堂のように、世界遺産登録抹消とかにならないよう

過度に、ではなく適度に、美しく修復してもらいたいものです(笑)

 

 

外観はちょっと残念でしたが、中へ入ると

 

 

壁にも

 

 

天井にも

フレスコ画がびっしり描かれています!

ちょっと暗いですが、下部中央に描かれているのは

聖母マリアのモザイク画です。

 

 

入口側はこんな感じ。

ちょっと剥げ落ちちゃってる箇所もありますが

この保存状態はすばらしいですね!

一面に描かれたフレスコ画、圧巻です!!

 

 

そして、ドームや壁の窓からは

太陽の光がたっぷり差し込むようになっていて

とてもキレイです!

 

 

聖堂の隣には、ダヴィド4世という

この修道院を創設した王のお墓もあります。

足元、床の一部になっている墓碑が彼のお墓。

 

 

修道院自体もとても美しいですが

ここから見える眺めも絶景です♪

 

 

 

崖の上に建つモツァメタ修道院

ゲラティ修道院の後、もう1カ所

モツァメタ修道院(motsameta monastery)

ところにも訪れてみることにしました。

 

 

ゲラティ修道院とクタイシ市街との間らへんにあって

ゲラティからはたぶん3kmちょっとだと思うんですが・・・

 

 

山のアップダウンと、この後のバトゥミへの移動時間を考えて

大人しくタクシーに乗ることにしました。

 

 

ちなみに、その辺の人に聞きましたが

マルシュはない、と。

 

 

この時間にないのか、そもそもないのかは分かりませんが

クタイシからゲラティのマルシュが2時間おきなのを考えると

もしあったとしても、そんなすぐに来るもんじゃないだろうなと。

 

 

クタイシ市街へのマルシュが少ないからか

私のようにモツァメタに行くツーリストがいるからか

ゲラティ修道院の前には、数台タクシーが停まっていました。

 

 

モツァメタ修道院までは、タクシーで5GELでした。

 

 

向かっている途中、景色が開けたところで

小さくモツァメタ修道院が見えました。

写真中央、小高い山の頂上にあるのがモツァメタ修道院。

 

 

 

到着したのは、修道院へ続く長い参道の入口。

入口脇に駐車場があって、車で行けるのはここまで。

 

 

タクシーのドライバーからは

「ここで20分待っててあげるから、

帰りもクタイシ市街まで乗って行かないか?

全部で15GELでどうだ??」

と言う打診がありました。

 

 

お断りしましたけど。

 

 

先日のテラヴィ同様、

帰りの足がない場所では、やっぱり一気に値段跳ね上がり。

それを見越して、最初安値で言ってくるんでしょうかね。

 

 

ただ、ゲラティ修道院と違って

ここには待機してるタクシーは1台もいませんでした。

 

 

タクシーを断る場合は

徒歩かヒッチハイクか、別のタクシーが来る幸運を祈るか

覚悟してご判断くださいませ(笑)

 

 

待っててもらう場合も、20分では足りないです。

参道が長いので、修道院を見てる時間がなくなります。

長めの時間で交渉しておくのがいいと思います。

 

 

 

ということで、長〜い参道を歩いて修道院へ。

参道の途中で、木々の向こうに修道院が姿を表します!

なんかもう、この景色が見れただけで満足できちゃうくらい

山々に囲まれて、隠れるように、でも存在感を放つ姿に大興奮!

 

 

もう少し歩いて、全景がはっきりと見えるように。

 

 

 

ようやく到着。門を抜け、

 

 

さらに入口にある桟橋を渡って修道院へ。

 

 

修道院側から

 

 

とても小さいですが

 

 

内部は、ゲラティ同様、壁一面にフレスコ画が描かれています。

 

 

こちらのフレスコ画は修復されたものということで

鮮やかではっきりしています。

 

 

そしてこちらも、光の差し込む美しい天井のドームがあります。

 

 

建物の外では、現地の方が民族楽器を弾いて歌っていました。

これがまた、素敵な演奏で♪

 

 

美しい音色とともに、修道院から見える景色は

Tskhaltsitela riverと美しい紅葉。

なんとも言えない、贅沢な時間!!

 

 

山奥まではるばる来てみてよかった!!

 

 

 

そう、ここは山奥。

問題は、タクシーを断ってしまった帰りですが。

 

 

同じタイミングで、1組だけ地元のファミリーが車で来ていて

運良く修道院を出たタイミングが同じだったので

宿の近くまでありがたく乗せていただきました♪

 

 

こちらからお願いしてみようと思っていたところ

向こうから、市街地に出るなら送って行くよ、と声をかけてくれました。

 

 

みんな優しいですね!

このジョージア人の優しさが大好きです♪

 

 

 

最後の街バトゥミへ!

宿へ戻り、荷物をピックアップして

バトゥミへ向かうため、来たときと同じ

クタイシ2の駅前にあるマルシュ乗り場へ向かいました。

 

 

市内からは、セントラルパーク前からNo.1のバスで行けます

私の荷物を見たお父さんが

そんなに高くないんだから、とタクシーを呼んでくれました。

 

 

バスで来たので、バスで全然よかったんですが。

せっかく呼んでくれたので、ちょっと楽してタクシーで移動。

マルシュ乗り場まで3.5GEL、バスより100円ちょっとプラスのプチ贅沢(笑)

 

 

私のスーツケースを階下へ運んでくれるパパ。

親切なのはありがたいんですけどね。

 

 

ガガガガガガガガガンッッッ!!!

という音と共に、運んだというか、引きずり落ろしたというか…。

 

 

ジョージア人は、とても陽気で親切で、大雑把(笑)

壊れてなくてよかった・・・・。

 

 

宿泊費以上にお世話になりまくった、

優しいファミリーの宿を後にし、マルシュ乗り場へ。

バトゥミまでの運賃は10GEL。

マルシュ出発まで時間があったので

お昼ゴハンの調達に。

 

 

いつも通り、安いパン屋さんとかあるかと思ったんですが

周辺でパッと買ってこれそうなお店が

ここにきて、まさかのマックだけとは・・・

 

 

やめようかとも思ったけど、オナカすいてたので

コーヒー頼んでのwifi利用以外で、この旅初のマック利用。

特にジョージアメニューみたいなのもなく(泣)

普通のダブルチーズバーガー、3.75GEL。

 

 

物価の安いジョージアで

何の特別感もなく、ただ割高なバーガーを抱えてマルシュへ。

味も、日本と一緒。

 

 

で、14時にマルシュは出発し

 

 

走ることしばらく、久々に海が見えてきました!

先に見えてきた、高層ビルのあるところがバトゥミ。

 

 

クタイシから2時間半でバトゥミに到着です。

 

 

到着したのは、海沿いにあるケーブルカー乗り場の横

隣にツーリストインフォもありました。

 

 

久々の、海沿いの街!

見えているのは黒海です!

 

 

ここから2泊、バトゥミに滞在します。

 

 

 

バトゥミの安宿

バトゥミでの宿泊先はTJ+Hostelというところ。

 

市街地の真ん中で、海岸線からも近く

近くにお店もATMもあって便利でした。

 

 

泊まったのは、4人ドミ。

1泊15GELでした。

 

 

室内にはテレビや冷蔵庫

 

 

キレイなキッチンもありました。

 

 

シャワーとトイレが外なので

雨が降るとちょっと濡れるのが難点ではありましたが…。

wifiも良好だし、いい宿だったんじゃないかと。

 

 

何より、ラッキーなことに

他の宿泊客がいなかったので、貸切個室状態でした♪

 

 

貸切だったのは、部屋だけじゃなく。

宿貸切(笑)

 

 

2泊したんですけどね。

 

 

私が来るのを待っていた宿オーナーの女性。

 

 

一通り説明して、料金を支払った後

 

「もうお客さんこないし、明日も他に予約ないから。

 私出かけるね!明後日も戻って来ないから♪ 

 カギ部屋の中に置いて、適当にチェックアウトして〜!!」

 

って、ゴキゲンでどこかへ去っていきました・・・。

 

 

いいのか?そんなので??(笑)

 

 

とても気さくで親切なオーナーさんでした。

寒くなってきたから、と

部屋にエキストラのヒーターまで持ってきてくれて。

 

 

彼女に会ったのは、チェックインのこの一瞬だけ。

 

 

 

ジョージア人はやっぱり

とても陽気で親切で、大雑把だと思う(笑)

 

 

タイミング的にたまたまかどうかはわかりませんが。

オフシーズンだと、同じ状況もありえるかもです。

 

 

ま、街中にしっかりしたツーリストインフォもあるし

先に一通りぜんっっぶ説明してくれたので(いなくなるから当然か)

困ることは特になかったですけどね。

 

 

歌う!踊る!ジョージア人のディナータイム

チェックインを済ませ、

落ち着いた頃にはもう夜になってしまっていたので。

 

市内の観光はまた翌日に。

 

 

ということで、街中をぶらぶら歩きながら

ディナーのお店を探してみることに。

 

 

入ってみたお店はTavaduriというところ。

お客さんがいっぱいいて、地元の人も多そうだったので

いいお店だったらいいなという期待を込めて。

 

 

店内は混んでいて、2階のテラス席に通されました。

 

 

まずは、いつも通りビールから

地ビールのBatumi Beerというのがメニューにあったんですが

残念ながら品切れ(泣)

 

で、頼んだのはNatakhtariというビール。

お値段、2GEL!安い!100円切ってくれました♪

 

 

ただ、11月のジョージアは、寒い。

テラス席が寒すぎて、中へ入れてくれと懇願。

 

 

いっぱいだったんですが

一番端の、メニューとかグラスとかが置いてあるテーブルを

片付けてセッティングしてくれました。

 

 

この席移動が、喜劇の始まり。

 

 

店内の様子はこんな感じ。

奥に・・・ちらっと見えてるんですけど。

音響セットというか、カラオケがありまして・・・

 

L字に曲がった先にあった大きなテーブルで

地元客がこの日はパーティーをやってたんですね。

 

 

この不穏な流れは、一旦さておき。

先に頼んだお料理のご紹介。

 

 

この日のオーダーは、Qaisaというお料理。

子牛のお肉と、マッシュルーム、タマネギの

サワークリーム&スパイス煮込み。

 

ホロホロの子牛と、ゴロゴロ入ったブラウンマッシュルームが美味♪

かなりバターがっつりでこってりですが

サワークリームの酸味と、しっかり入ったガーリックが食欲増進な一品でした。

 

 

それと、もう1品。

料理名は忘れちゃいましたが

いつものジョージア流クルミペーストとザクロ

絡めてあるのは鳥レバーです。

 

 

私、ほとんど好き嫌いないんですけどね。

実は、数少ない好きではないものの1つが、レバーで・・・。

 

 

なんで頼んだのかって。

なんで頼んだんでしょうね?(笑)

 

 

メニューは英語表記もあって、内容も読めたんですけど。

なんかジョージア料理だったらイケるんじゃないかと思っちゃったんです。

つまみに良さそうだなと。

 

 

結果は

しっかりこってりレバーでした。

お料理の味はとても美味しい。

 

 

でもレバー嫌いな人にはおススメしません。

当然か(笑)

好きな人には、いいおつまみになると思いますよ。

 

 

で、ちまちまつまみつつ、飲んでた訳なんですが。

 

 

奥のジョージアンパリピがどんどん盛り上がりまして

踊り始めたわけです。

 

 

これに乗じて、他のお客さんも踊りはじめまして。

フロアごと宴会会場みたいに・・・

 

 

で、このタイミングで

頼んだ覚えのないワインが私のテーブルへとやってきまして

「あちらの方からです」

とウエイターが指したのは、お隣のテーブル。

 

 

こっちへおいで、のジェスチャー。

いただいたからには、

行かない訳にはいかないでしょう(笑)

 

 

ま、女性もいるし、大丈夫だろうと。

 

 

 

名前を聞かれたのですが

私の「トモコ」という名前、外国人にはどうにも発音しにくいようで。

 

特にジョージアでは、もはや手に負えないくらい聞き取ってもらえず

クタイシの宿ファミリーには「タムリコ」と呼ばれていたんですが

 

 

ここに来て、もうさっぱりわからなかったのか

「ここでのあなたの名前はYuraね!」

と、隣の人の名前がluraだからと、超適当な源氏名を付けられまして。

 

 

こうしてトモコ、もといワタクシYuraは

今宵も酒宴に交ざってみることにしたわけです。

 

 

ただ、テーブルの上にあったのは、やっぱりウォッカ

腕を交差させて乾杯し、ガンガン飲みほしていくジョージア人。

チェイサーは、かわいくオレンジジュース(笑)

 

 

さすがに、先日やらかしたばっかりだったので

こちらは、丁重にお断りしました・・・。

 

 

半ば強引に飲まされる男性陣に対し、

女性はムリに飲まなくてもいいよ♪

とジェントルジョージアっぷりを見せてくれました。

 

 

ジョージアンミュージックに合わせて

踊る!踊る!踊る!そして飲む!!

まぁ、ノリのいいこと。

そして酒の強いこと!!

 

 

こんなのに付き合って飲んだ、先日の私はアホだったなと。

対等な量なんか、飲めたもんじゃありません・・・

 

 

そして、もちろん、踊りました。

いや、踊らされました(笑)

 

 

で、こちらのテーブルの皆さんからだけでなく

最後に届いたワインは、

カウンターで飲んでいた、笑顔のカワイイ別のおじちゃんからでした♪

 

 

私のお会計はというと

結局合流したテーブルの方が、気付いたら全部払ってくれていて。

 

 

なんでしょうね、ジョージア人。

陽気で、親切で、大雑把なんです、やっぱり(笑)

いい国です、酒飲み天国です♪

 

 

この後、2件目へ・・・というお声がかかったのですが

ここでまたまたつぶれるわけにはいきませんので

丁重に、丁重にお断りして帰路につきました。

 

 

恐るべし酒豪、ジョージア人。

 

 

以上です!

次回ブログもバトゥミです!

 

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