ジョージア滞在9日目のブログです。
この日は、ジョージアを離れて
お隣の国トルコへ移動しました!
ジョージアのバトゥミから、
トルコ黒海沿岸の街トラブゾンへ。
そしてそこから一気に、カッパドキアのある街ギョレメへ!
今回のブログは、長い長い陸路移動です。
(1GEL=¥42.6 1TRY=32.9 2016年11月時点)
※GEL=ジョージア ラリ 、TRY=トルコ リラ
国境越え!バトゥミからトラブゾンへ
バトゥミから、次の目的地はトルコのギョレメ。
まずは国境を越えた先の、トラブゾンという街を目指しました。
行き方は前日にツーリストインフォで確認しておいたので
教えてもらった通りに移動開始。
宿を出て、まずはバスターミナルへ。
Rustabeli Avenueという大通りを市内バスが走っていて
私はNo.9のバスでターミナルまで移動しました。
バス料金は1GELでした。
バスターミナルは、ケーブルカー乗り場の先
Maiakovski StとShavsheti Stが交差するところにあります。
インフォで
ターミナルからトラブゾンまでのバスが出ていて
25GELで乗れると聞いていたんですが。
トラブゾンを連呼しながら、教えられたまま歩いて行ったら
マルシュルートカ(ミニバス)乗り場に着いちゃいました。
もちろん、バス乗り場もあるんですが。
同じ場所に、マルシュ乗り場もあるんですね…。
知らなかった。
金額が20GELと、バスより5安かったので
乗り慣れたマルシュ、まぁいいかと乗り込みました。
国境越えマルシュなので、乗車時にパスポートのチェックがあって
いつも通り、定員いっぱいのマルシュは出発。
黒海沿岸をマルシュは走るんですが・・・
この日は、雨。
そして豪雨に・・・
約1時間ほどでマルシュは国境へ。
12時前にバトゥミを出発し、13:40に到着しました。
アルメニア〜ジョージアの国境もゆるかったですが
”ゆるさ”という意味では、ここの国境がこの旅No.1
ジョージアは、入国時も早かったけど、出国もスタンプは秒殺。
ただ、ものすごい数の人が行き来するので、なかなかの混雑。
そして、トルコ側は開いていたゲートの数のせいか
ジョージア側よりも凄まじい混雑。
長くのびた列、ギュウギュウのイミグレ前。
ただ、ゆるい。
税関職員のゆるさは、ジョージア以上だと思う。
トルコの税関職員は、ブース内で音楽をかけ
鼻歌を歌いながら、流れ作業のようにスタンプを押していた。
こっちの顔も、見たような見てないような。
パスポートの写真が本人かどうかすら、もはやどうでもいいカンジ。
国内で、度々テロが、とか
危機管理が云々とか言ってる国のイミグレとは思えない。
入国し放題だ。
混雑で時間はかかったものの、手続きはすんなり終了。
ジョージア、トルコ側双方に免税店があったのだけど
そこもすごい混雑だったので、行くのをやめました。
トルコに入ると、お酒とタバコが一気に値上がりするからか
ここで大量購入をしているようでした。
同じマルシュの人たちも、
車内に爆買いしたお酒とタバコを持込んでいました。
税金のかかる持込み量の制限のせいか
必要ない人にも買って持ち込んでもらっていた感じで。
イミグレ通過後のマルシュの車内で、受け渡し会が始まり
お酒の瓶とタバコの箱が、頭上を行ったり来たりしてました(笑)
で、混雑したイミグレを抜け
同じく通過してくるマルシュを待ちます。
乗って来たマルシュを見落とさない様、
同乗していた女性にくっついていくことに。
入国してから、結構歩いたところに
バスマークの看板があって、その付近でマルシュが来るのを待ったのですが。
屋根が少ししかなく・・・
雨は、このときスゴイ豪雨と化し
みんなずぶ濡れで待ってました。
この旅で一番ゆるかった陸路のイミグレは
雨のせいで、一番過酷な国境越えになりました。
人が多いということは、それだけ通過する車も多いということで。
私は30分かからないくらいでイミグレを通過しましたが
マルシュが通過してくるまで、1時間かかりました。
30分、11月の冷たい雨に打たれて
ずぶ濡れで、本気で凍えました。
そして、イミグレを通過して走ってくる
すごい数のバス、マルシュ、一般乗用車。
似たり寄ったりな色形のマルシュ。
ちゃんと乗ってきたマルシュを把握しておかないと
見落とす危険性があります。
バスと違って、たぶん待っててくれません。
私は一緒にいた、同乗者の女性が見つけてくれて
無事乗ることができましたが。
豪雨のため、このあたり写真なしです。
読みにくくてごめんなさいです。
とりあえず、なんとかマルシュに乗り込み
時計の時差を修正、1時間巻き戻ります。
トルコ時間で、16時過ぎに
トラブゾンのオトガル(バスターミナル)へ到着しました。
※トルコではバスターミナルをオトガルと呼びます。
マルシュの中でドライバーに行き先を聞かれ、
「オトガルか?」と言われたので
他のジョージア語が分からず、そのままオトガルで降りたのですが。
オトガルで降りたのは私だけ。
マルシュはそのまま市街地へ向かって走っていきました。
トラブゾン市内へ向かいたい人は
たぶんバスじゃなくてマルシュに乗った方が
まっすぐ街中まで行けるんじゃないかと思います。
ということで、無事12ヶ国目となるトルコ
トラブゾンに到着です!
オトガルでトラブゾン名物料理!
本当は、トラブゾンで1泊してからギョレメへ行こう
と思っていたんですが。
オトガルで降りちゃったということもあって。
街中へ出るのも面倒だし、豪雨で黒海も荒れてるし、
チェックしたけど、宿代高くて予約してなかったし。
ここからバスが出てるなら、と一気にギョレメへ行くことに。
年中雨の多い場所とは聞いていたけれど
降り続く雨と、国境でずぶ濡れになった疲労で
テンションがだだ下がっていた。
ということで、オトガルでギョレメ行きのバスチケットを買うことに。
(バス詳細は次項目で。)
まずは、トルコ通貨をゲットするためATMへ。
カードが吸い込まれる(出て来なくなる)ことも多いというトルコ。
営業中の銀行に併設しているATMを使うのが鉄則
で、オトガルの向かい側に、たくさん銀行があったので
開いていた銀行のATMを使い、無事トルコ通貨を入手。
ジョージア通貨の「ラリ」から
トルコ通貨「リラ」へ
ややこしいですね(笑)
再びオトガルに戻り、バスチケットを購入し
出発までの1時間で、食事をとることに。
乗り継ぎだけになっちゃったけど、せっかく来たからには
トラブゾンの郷土料理が食べたい!
ということで、オトガル内を探したら
きれいな食堂があったので、入ってみました。
見た目が、食欲をそそるお店(笑)
立ってるおじちゃんが、色々料理の説明をしてくれました。
目の前のお料理たちは、どれも美味しそうだったのですが…。
ここトラブゾンは、黒海沿岸の街。
やっぱり魚が食べたい!!
前回魚を食べたのは、たぶん・・・イランの前半か!?
そして、これからまた内陸!!
並んでいたお料理がお肉ばっかりだったので
「お魚料理、ある・・・??」
と聞いてみたら
「いいのがあるよ!!」と
オトガルで、ちゃんとした
名物のお魚が食べられることになるとは!!
ということで、オーダーを済ませて店内へ。
テーブルに置かれたパンの量がスゴイ(笑)
お魚の前に、まずはトルコ定番の
レンティルスープ(レンズ豆のスープ)。
雨で冷えきったカラダに、沁み渡るほっこりスープ。
ちょっと入ったチリとミント、あったまります・・・!!
レモンをキュッと絞っていただきました♪
こちらはサラダ。
ピクルスにレモン、酸っぱい×酸っぱい、です(笑)
そして、こちらがお待ちかねの
お魚〜!!
黒海沿岸、冬の名産カタクチイワシ!!
こちらは、この辺りでよく食べられてる
HAMSI TAVA(ハムシ・タヴァ)というお料理。
12月以降が旬というHamsi(イワシ)ですが
11月中旬でも、身のフワッとしたものが食べられました。
このお料理、要はカタクチイワシのフライなんですが
衣がトウモロコシ粉で、サクッと揚げられていておいしいです♪
私の大好きなスパイス、スマックが少しまぶしてあったのもよかった!
これまでも何度か登場しましたが、スマックは、ちょっと酸味のある、
日本で言うと赤紫蘇というか”ゆかり”に近い感じのスパイスです。
トルコではこれがたくさん使われていて、うれしい♪
全部で22リラ、700円弱でした。
短時間の立ち寄りでしたが、名物料理も食べれたし
よかったよかった!
ということで、次の街ギョレメへ向かいます。
夜行バスでトラブゾンからギョレメへ
トラブゾンのオトガルはこんな感じ。
いくつか並んでいる会社の中から
有名なMETRO社のバスを選んでチケットを購入。
ネット情報でもよく見るMETROという会社。
定評があるところかと思っていたんですが。
後からトルコ人に聞いて分かったことですが
こちらの会社、企業トラブルを起こしたそうで。
(何の問題だったか忘れちゃいましたが)
別に運行に支障がでているわけではないんですが。
問題を起こした関係で、かなりの社員が辞めたらしく。
かつてはトルコNo.1バス会社だったらしいんですが。
乗ってみると分かりますが、現在はスタッフの質が悪かったり
いきなり他社との共同運行便になってたり
あんまりおススメしません。
バスはきれいで快適ですけどね。
トルコのバスは、キレイな良い会社いっぱいありますから。
特にここの会社にこだわる必要はないかと思います。
そんなこととは知らず、トルコ最初のバスはMETRO。
ギョレメまでのチケットは、70リラでした。
トルコ1発目、ちゃんとしたカウンターで
カード支払いもできて便利!
とうっかりしてたんですが。
トルコのバス、値段交渉できますので。
後から会った、同じくトラブゾンからギョレメに
バス移動したツーリストたちから聞いた話だと、
トラブゾン〜ギョレメ間は
値段交渉した相場価格が65〜70リラ
値段交渉しないと80リラで提示されることもあるようで。
めいっぱい値段交渉して、50リラだったという強者にも会いました。
ほとんどが、同じMetro社で、です。
私の場合は、値段交渉なしで
相場と言われる70リラだったんで、悪くもなかったと思いますが。
大した差では無いとはいえ、
80と50だったら、1,000円くらい違いますからね。
貧乏旅行だと手痛い差額です。
言い値で乗ったら損します!
しっかり値段交渉しましょう!!
で、乗ったのは17:30のバス。
車内はピカピカ、快適です。
当たり前といえばそうなんですが
ジョージアとかのオンボロマルシュに比べたら、天国のような(笑)
テレビモニターも付いてます。
トルコのバスは、大体お菓子とコーヒーか紅茶のサービスがあります。
これが、長距離バスは、何度もあるんです。
ありがたいことかもしれませんが。
そんなにいらないってくらい、何度もあります。
明け方4時とかにも、配り始めます。
いい加減、寝かせてくれよって思うこともあります(笑)
ただ、トルコのバスは結構静かです。
大声で話す人もいなければ
どっかの国みたいに音楽が流れてたりもしません。
夜行バスでも、ちゃんと寝れる静かさなのはありがたいです。
残念なのは、トルコのバスでは靴が脱げない、ということ。
日本人は、すぐ靴脱ぎたくなりますよね。
バスだけではなく、公共の場で靴を脱ぐこと自体がダメだそうで。
トルコに行く際は、お気をつけ下さいませ。
ただ、この時は雨で靴が濡れていたので
隣の席が空席だったこともあって、密かに脱いでましたけど(笑)
バスは、23時頃に休憩を1回挟みました。
食事はできるけど、
ほとんどがなぜかキョフテ(ミートボール)屋さんでした。
そして、トルコのトイレは有料であることが多いです。
こちらのトイレも1リラかかりました。
この後は、何度か来るコーヒーサービスに時々起こされながら
ギョレメへ向かって走りました。
翌朝には、ギョレメです。
次回は、またまた悪天候なギョレメのブログです!