【世界一周93日目:イラン】イスファハンで魅惑のイラン料理に迫る!

イラン滞在8日目のブログです。

 

随分久しぶりの投稿になってしまいました。

 

 

ブログは止まりつつも、その後も旅は順調に続き

先日、15ヶ月ぶりに日本へ帰国いたしました。

 

今回訪問した国は47ヶ国。

 

各国でたくさんの人に出会い、

たくさんのお家にお邪魔もさせていただき

短期旅行ではなかなか難しかった貴重な体験をすることができました。

 

 

長くなるので、旅後記はまた追って・・・。

まずは、旅の間ご心配いただき、ご連絡、ご支援いただいた皆様に

無事帰国のご報告と共に御礼申し上げます。

 

 

ということで、もちろん、毎日食べて、食べて、飲んで

世界中で食べ飲み散らかしてきました(笑)

 

時間差でのアップにはなりますが、

旅情報、食情報、引き続き書いていきたいと思いますので

またよろしくお願いします。

 

 

ブログは、止まっていたイランから・・・。

 

久々の更新ですが、いきなり観光度外視の

お料理教室中心、がっつり食ブログになっちゃってます。

 

 

飽きずに読んでいただければと(笑)

 

 

(1$=35,000Rls 2016年10月時点)

 

 

イランの料理教室で伝統料理に出会う♪

イスファハン滞在2日目、

この日のメインイベントは、イラン料理のお料理教室

 

 

滞在させてもらったホスト宅で

色んな国で料理を教えてもらったりしながら旅をしてて…

という話をしたところ

 

 

妹さんが、なんとお料理教室の先生

見学したい!!というお願いを快諾してもらい、

ちゃっかり見学させていただいた訳です。

 

 

花嫁修業中のイラン美人さんたちに混ざって参加した

この日のメニューは、イランの伝統料理!

 

 

日常的に作られているお料理、というよりは

手間ひまかけた、伝統的な作り方に基づいたお料理のラインナップでした。

 

 

日本人にとっては、なかなかイメージしにくい

ある意味、奇抜ともいえる…イランのお料理(笑)

 

 

キッチンに並ぶのは、イランならではの調味料や食材たち。

 

 

香辛料大国イラン、何種類ものスパイスに

 

 

イラン料理に多様されるフレッシュミントや

 

 

日本ではあまり見かけない、ブドウやザクロのシロップ

 

 

そして特産品のサフランを贅沢にもふんだんに使い抽出した

サフランウォーターなどなど・・・

高品質なイランのサフラン、日本でこんな量使ったら

超高額料理になっちゃいますね(笑)

フタを開けるととってもいい香りが漂います♪

 

 

日本ではなかなか入手困難なこれらの材料を使って

イラン料理を作っていきます!

 

 

 

 

未知の世界・・・魅惑のイラン料理!

とか大げさにタイトルを打ってみましたが(笑)

これが率直な感想だったりもします。

 

 

今回教えてもらったのは、イスファハンの郷土料理を交えた

メイン3品とデザート1品の4品。

 

 

未開のお料理に、終止ワクワク・・・な料理教室体験でした。

脳みそを柔らかくして、味の想像をしてみてください(笑)

 

 

 

まずは、Beryun(ベルユン)という

有名なイスファハンの郷土料理から。

 

わかりやすく言えば、イラン風ハンバーグみたいな感じでしょうか。

イスファハンのレストランでも、結構食べられるところはあるみたいです。

 

ひき肉をこねて焼き上げるのですが

たっぷりのミントを加えて作るのがイラン流。

ドライミントと、さらに刻んだフレッシュミントも加えて練り上げ

シナモンとサフランも加えた香り豊かなお料理。

 

 

専用の小さな型にしっかりとお肉を敷き詰め

 

 

 

そのまま焼き上げるのがこのお料理の特徴。

 

 

 

ちゃんと油塗ってから敷き詰めてはみたものの

くっついて取れなくなっちゃう、

昔ながらの調理器具のアナログ感もいいですね(笑)

 

 

ということで、完成したのがこちら。

仕上げにもフレッシュミントをトッピング・・・な

もはやミント祭り状態のお肉!

 

 

どれだけハッカハッカしてるかと想像しながら、実食!!

 

 

・・・おいしい

 

 

ドバッと入れたミントの量に

いやいやいやいや(笑)

って正直思っていたんですが(ゴメンナサイ)。

 

お肉の臭みが、ミントでしっかり消えていて

ハーブの香りも想像以上に柔らかく、キツくなく。

 

ちょっとクセになりそうなお料理でした。

 

 

 

 

続いてのお料理は、Morghという鶏肉のお料理。

 

たっぷりのブドウやザクロのシロップに、トマトペーストを加え

 

 

プラムのシロップ漬けと

 

これまたサフランやシナモン、

その他ジンジャーやターメリックなどのスパイスも加えて

鶏のぶつ切り肉と一緒に煮込んじゃいます。

 

 

ここまでの脳内イメージは、だいぶフルーティーな感じ。

 

 

香ばしいクルミなんかもたっぷり投入して

出来上がったのがコチラ。

写真でどこまで伝わるかわかりませんが、

結構どっしりとしたプラム色

 

 

いや、これはいよいよ甘いんじゃないの・・・?

と思いつつ、再び実食。

 

 

あ〜・・・、おいしい。

 

 

これも、してやられました(笑)

 

 

甘みというより、適度なにスッキリとした酸味と

こっくり濃厚なソースに、ちょっとジンジャーのサワヤカな感じ。

 

 

シロップ、結構甘かったんですけどね。

 

鮮やかに丸くおさまって、素敵なお料理になってました。

む〜・・・スゴいですね〜!!

 

 

 

 

次のお料理は、チキンストロガノフ

 

どこまでイランワールドが続くかと思いましたが

これは日本人でも想像できる味のお料理(・・・たぶん)。

 

ターメリックやパプリカなどのスパイスを使うあたり

ロシアのものとは違うエスニック感がありますね。

サワークリームではなく、ヨーグルトを使うところもイラン流。

 

さわやかスパイシーなストロガノフ、

直球でおいしいお料理でした!

 

 

 

 

そして、味の想像がまるでできなかったのが、デザート。

khoresht -e mastという

こちらもイスファハンの郷土料理なのですが・・・。

 

材料として登場したのがコチラ。

何だかわかります??

 

 

セイカイは

 

牛肉でした。

 

・・・スイーツなのに、肉!!

 

あぁ、またしても、想像の域を越えていきます(笑)

 

ちなみに、お肉はノドの部分を柔らかく煮たものだそうです。

 

 

khoresht(コレシュ)とは煮込み料理を差す言葉で

メイン料理で使われることが多いですが

こちらはデザートとして提供される珍しいお料理。

 

 

柔らかく茹でたノド肉を細かく割き

手のひらの付け根部分を使って、つぶすようにこねていきます。

こねたものに煮汁を加えて再加熱し、

それをまた取り出してこねて…をペースト状になるまで繰り返し繰り返し…

 

なんとも手間と時間のかかる大変な作業!

 

 

どうやってスイーツになっていくのかと思っていたら

登場したのは、イランと言えば、のヨーグルト。

砂糖や卵黄などが混ぜられ、ようやくデザートの体を成してきました。

 

 

先ほどの手間ひまかけたお肉とヨーグルトソースをMIXし

サフラン水も贅沢にたっぷり投入。

ローズウォーターも少し入れたりして。

その芳醇な香りは、もはやお花畑状態。

 

 

これを冷蔵庫に入れて、冷やして完成。

仕上がりは、もったりと粘り気のある状態に。

 

そして最も想像がつかなかった、肝心のお味は・・・

 

 

あぁ!これも!!・・・おいしい(笑)

 

 

いや、さすがにお肉でデザートは・・・

と思ってたんですが。

 

 

お肉の臭みはなく、ペーストなので食感も肉々しさはなく

お肉の旨味と甘みと油分だけが、強調せずうまくタネに溶け込んだ感じ。

 

 

お花畑なサフランとローズの香りが、コクのあるデザートを

ゴージャスに演出する一品でございました。

 

 

 

 

イラン料理の奥深さを、まざまざと知った日。

全部本当に美味しかった!

 

意外性=中毒性(笑)

思い出すと、ちょっと恋しくなるお料理たちです。

 

 

 

 

ホームメイド料理でランチタイム♪

今食べたばっかりじゃん?

って思ったアナタ。

 

 

いえいえ、料理教室は飛び入り見学なので。

ちょびっと試食で、むしろ食欲に火がついた腹ペコ状態に(笑)

 

 

で、教室が終わった後に先生のお宅にちゃっかりお邪魔して

ランチをごちそうしていただいちゃいました。

 

 

ということで、イランの家庭料理を引き続きちょっとご紹介。

 

 

 

イランの市場でよく見かける、Zarzalakという果物。

味はリンゴに近い、かな?

一口大の小粒の果物、スナック感覚でパクつけるので

ランチ準備中にちょいちょいつまみ食い。

 

 

そして肝心のランチは・・・

またしても、何が出来上がるのか分からず(笑)

水に浸し始めたこちらは、大豆を粉砕したもの

乾燥大豆、よく使われるみたいです。

 

 

そして調理が始まったのは、思いがけずパスタ

世界中で栽培される小麦と、使い勝手の良いパスタ。

イランでも、パスタは簡単に買える手軽な食品。

 

 

ですが、ここでも発生、海外あるある。

アルデンテという感覚がない現象。

 

もはやこれは、イランだけではなく。

世界各国で体験することのできる、茹ですぎパスタ。

 

 

ま、イタリア人から言わせれば、日本のパスタも多々おかしいところはあるんでしょうが。

 

 

ひたすら茹でっぱなし

→火を止めた後もお湯に浸かりっぱなし。

 

 

そして、ソフト麺が完成します(笑)

 

 

パスタに水で戻した乾燥大豆をMIXさせ、

何種類ものスパイスで作ったソースと炒め合わせて完成。

 

 

いただいたランチはこちら。

見目彩り美しい・・・んですが。

作ってもらってこんなこと言っちゃいけないんですが。

 

 

フヨフヨのパスタに大豆とスパイスが絡まったお料理は

・・・ちと日本人にはムズカシイ・・・

 

 

でも、これがどうやらイラン流。

(その後別のお宅でもいただきました)

 

パスタというより、スパイシー焼きそば、みたいな。

いや、なんなら焼きそば麺で作ったら美味しくいただけるのかも(笑)

 

 

 

ちょっと複雑なパスタはさておき(ゴメンナサイ)

個人的には、付け合わせのコレが好きでした。

トルシーと呼ばれるイランの野菜ピクルス。

何種類もの野菜がたっぷり入った、ちょっとだけスパイシーなさっぱりピクルス。

どれだけでもいけちゃいます。

 

 

 

そしてここでもう1品。

ゲストが来ていると聞いて、お友達が差し入れを持ってきてくれました!

 

 

いただいたのは、イラン料理の代表格

アーシュ・レシュテ

たくさんのハーブや野菜、豆とスパイスを煮込んだスープに

アーシュとよばれる麺を入れたお料理。

 

たっぷり入ったハーブが、これまた入り組んだお味。

好きな人はハマるかも。

 

 

ただ、やっぱり麺はソフト(笑)

太めの乳麺だと思えば、これはこれでいいのかも。

 

 

残念ながら、上にかかったキャシュクという

クセのある乳製品が、個人的にはちょっとニガテではあったんですが…。

 

 

それでも、手の込んだ家庭料理をたくさんいただけて大満足。

オナカいっぱいです、感謝!!

 

 

 

世界遺産、イマーム広場へ!

食べてばっかりだった半日を終え(笑)

ようやくイスファハンの観光へ。

 

 

イスファハンの中心地であり、世界遺産でもある

イマーム広場へ連れて行ってもらいました。

 

 

広場へ向かう道すがら、通りのお店をちょっと散策。

 

 

細工も絵もステキで、うっかり買ってみたくなる工芸品のお店や

 

 

一度でいいから、こんなのが飾れる部屋に住んでみたい(笑)

艶やかなランプのお店

 

 

 

クッションやベッドなどのカバーを売っているお店では

 

 

職人さんが作業しているところも見せてもらえたり。

当て布をしながら、器用に布の形に合わせて

型で柄を作り上げていくんですね。

 

 

 

一人ではなかなか入りにくい、ペルシャ絨毯のお店も初潜入。

高級カーペットに縁のあるライフスタイルではありませんが

 

お店のスタッフが色んな種類のものを触らせてくれました。

高いのはやっぱり手触りが全然違うんですね〜。

 

いや〜・・・買えませんけどね(笑)

 

 

見ているだけで楽しくなっちゃう通りを抜け

ようやくイマーム広場へ。

 

 

ライトアップされた回廊とモスクが美しい大きな広場!

2階建ての回廊にぐるっと囲まれた広場は

512×159mもあるんだとか。

 

 

「世界の肖像の広場」という正式名称を持つこの場所には

回廊の他にも特徴的な建築物が建っています。

 

 

イスラム建築を代表するとされる、イマームモスクもここに。

引きで撮る前に近づきすぎちゃいましたが(笑)

 

門の部分を見上げた1枚ですが

特徴的な建造物に、細かな模様がびっしりと描かれていて、圧巻!

 

 

モスクの内部も、鮮やかなブルーの装飾が続きます。

 

 

こちらは、シェイフ・ロトフォッラーモスク

王族専用の礼拝堂だったそう。

こちらは、最も優美なモスク、とされているんだとか。

 

 

そして、アーリー・カープーと呼ばれる、王宮の門。

特徴のある大きなバルコニーを備えた

かつての王宮への入口部分です。

 

 

長く続く回廊の1階部分は巨大なマーケットになっています。

壮大なモスクや門はもちろん美しいですが

やっぱり歩いて楽しいのはマーケット(笑)

 

 

お土産屋さんも色々ありますが

 

 

個人的に、ついつい目がいってしまうのは

いつも通りの、ハナをくすぐるスパイスと

 

ハーブやドライフルーツ…

 

 

そしてデザインの凝った食器たち。

いつもながら、撮ってる場所が食と食器の類いのところばっかりで

色気より食い気な、似たり寄ったり写真に・・・

 

 

大きなマーケットです、もっと色々なもの売ってます(笑)

 

 

色々目移りはしたんですが

様々な場所で見かけた、ステンレスに細かな装飾を施した飾り皿。

 

こちらも絵付け作業を見せてもらうこともできまして・・・

翌日、もう1回来て購入しちゃいました(笑)

運んでも割れないし、手が込んでいるのにお手頃価格。

ちょっとオマケしてもらって、1枚350,000、約$10でした〜。

 

 

 

そして、ここでもイランのスイーツをいくつか。

おススメのものを、ごちそうしていただいちゃいました。

 

 

最初に入ったお店はこちら。

ショーケースに入っている、白い物体。

 

Fereniというライスプディングなんですが、

各地で食べてきた、お米粒の入ったものではなく

米粉で作られたなめらかプリン。

デーツのシロップをかけてもらって、いただきます。

ちょっともったり食感で、甘すぎず、ウマウマです♪

 

 

 

もう1つ、お次はアイス屋さんへ。

入ったのは、広場に面したこちらのお店。

 

 

お兄さんがカップにアイスを入れてくれるんですが

 

 

気になるのは、アイスと一緒についてきた、白い棒状のもの

Faloodeh(ファルーデ)というスイーツで、

コーンスターチで作られた麺を凍らせたもの。

 

ローズシロップとレモン汁がかかっていて、さっぱり美味!

麺…というか、感覚的にはシャーベットを食べてる感じなんですが。

 

溶けきらずに、口の中に残る細い麺の食感が

なんとも不思議な感じで、凍ってるんだけど冷たすぎもせず

ちょっとクセになるスイーツでした。

 

 

 

結局、イマーム広場でも食べて〆ちゃいましたが(笑)

美しい建造物を見つつ、大きなマーケットをちょっと散策したり

ゆっくり見て回るのにとても良いスポットだと思います♪

 

 

 

 

お家ディナーはママの味♪

ハイ、ということで、タイトルの通りですが

お宅に戻りまして、しっかり夕飯もごちそうになりました。

 

 

至れり尽くせり、ありがたいことです。

 

 

帰る前に、みんなでちょっと買い出しへ。

お家で晩酌…といきたいところではありますが。

 

 

そう、ここはムスリム国家イラン。

お酒なんか買えやしません(泣)

 

 

で、変わりに売られている、ノンアルコールビール。

色々なフレーバーがあって、種類も豊富。

 

 

この日チョイスしてみたのは、コチラ。

まだ飲んだことのなかった、アップルフレーバーのノンアルビール。

 

 

お味の程は・・・

ビール感は、と言われると・・・まぁ、ないですね(笑)

普通に、ちょっと甘さ控えめのアップルサイダーとして美味しくは飲めました。

 

 

 

そして、この日もお母さんから差し入れしていただいたお夕飯♪

左側が、Sabse Samosa。

三角形ではないけれど、いわゆるサモサです。

 

イランの薄いナンで、ひき肉と野菜のスパイス炒めを

くるっと巻いて作ってあります。

 

 

これに、右側のコレシュを付けて食べるんですが

ちょっとピリ辛コク有りなソースと

パリッっと焼いたナン、スパイシーなタネがマッチして美味しかった〜!!

 

 

いやもうホント、できることなら

これでキュッとビールいきたかったですね(笑)

 

 

 

ということで、健全な禁酒生活はもうしばらく続きます。

次回もイスファハン滞在紀です!

 

広告エリア

関連記事一覧

spicelover_moko

PAGE TOP