ルーマニア滞在4〜5日目のブログです。
iphone盗難という波乱から始まったブラショフ滞在、
最終日も、盗難証明書を再度警察に取りに行ったり、と。
あまり観光の時間が取れなくなってしまいましたが・・・。
そんなブラショフを離れ、次の街へ。
シギショアラという街の、世界遺産にも登録されている
歴史地区へ行ってみることにしました。
小さな街なので、1泊だけのショートステイです!
(1RON=¥27 2016年12月時点)
RON=ルーマニア レイ
※ルーマニア通貨は単数だとレウ
ブラショフからシギショアラへの移動
ブラショフからシギショアラまでは電車で移動しました。
宿近くのバス停からバスもあったんですが
警察署行ってからゴハン食べて・・・とかやってたら
時間がなくなってしまったので(笑)
中心部からタクシーで駅まで移動し
(8レフ、ぼったくりナシでした)
20:10発、シギショアラ行きの電車に乗りました。
ルーマニアの電車は、曜日によって金額が異なるようで
金曜日だったこの日はウィークエンド価格で
通常よりちょっと安かったみたいです!
シギショアラまで、18.4レフでチケットを購入しました。
電車はスカスカ(笑)
お客さんいなさすぎて、逆にちょっとコワいかも・・・
と思ってたんですが、車掌さんがたまに回ってくるので問題なく。
ルーマニア鉄道の駅員さん、なんだかみんな親切で。
電車に乗る時も、スーツケースを持ち上げるのを手伝ってくれたり。
車内でも、チケットの確認に来た車掌さんが
シギショアラが近づいてきたタイミングで、わざわざ
「あと2駅だよ」と教えに来てくれたり。
シギショアラまで3時間15分、23:25到着予定の電車は
ほぼ予定時刻通り駅に到着。
とても快適なシギショアラまでの電車旅でした♪
シギショアラの安宿
今回宿泊したのは
Pensiunea Cristina si Pavelというところ。
本来であれば、チェックイン時間は23時までだったんですが
23時以降のチェックインを受け入れてくれた、ありがたいお宿。
それどころか、他に宿泊客がいないから、と
到着時間に合わせて、駅まで迎えに来てくれたという!!
その旨のメールを返信してくれていたのですが
既に電車に乗っていて、wifiもなく確認してもいなくて。
駅に着いたら、「Tomoko!!」
と呼ぶ声が聞こえて、びっくりしたという(笑)
深夜の到着、雪も降る寒い中
電車が着くのを駅前でずっと待っていてくれた
優しいパパママが運営する素敵なお宿でした♪
部屋は6人ドミ・・・でしたが
宿泊客は私だけだったので、
部屋もキッチンもバスルームも、貸切♪
オフシーズン最高!!
朝食ナシのプランではあったんですが、
ママがリンゴを切ってくれたりして、お家みたいな感じ。
駅からは少し離れていますが、
歴史地区のど真ん中、観光には便利すぎる立地です!
1泊45レイでの宿泊でした。
オレンジに染まるシギショアラ♪
宿のチェックインを済ませ、
もう深夜12時を回っていたんですが。
1泊だけのシギショアラ、夜景を見れるのはこの日だけ。
宿まで来るときの景色がキレイだったので、
夜の散歩に出かけてみました。
ルーマニアだし、治安どんな感じかな〜…と思ったんですが
宿に来るまでにも、観光客がまだ歩いているのが見えて。
ママに聞いても、
このエリアの治安は悪くないとの回答だったので、ちょっとだけ。
宿を出てすぐの景色が、こんな感じ。
中世の建物が残る、要塞都市の様相を今も維持するシギショアラ。
オレンジ色に照らされた街が、雰囲気あって素敵です♪
クリスマスのイルミネーションが控えめに飾られた通り。
正面に見えているのは、このエリアのシンボル的存在でもある
16世紀に建てられた時計塔。
広場には大きなクリスマスツリーも♪
光でつぶれちゃってますが、手前の丸い看板は飲み屋さん。
深夜2時近くまで結局ブラブラしてたんですが。
金曜日ということもあってか、深夜でも
お客さんで溢れてる大きなバーが営業してたりしました。
歴史地区は高台にあるので、
シギショアラの夜景を見渡せる場所も。
駅と歴史地区の中間にある、
至聖三者大聖堂(Biserica Sfanta Treime)が
ライトアップした姿も見えました!
ちょっとの予定が、あまりにも夜の街の雰囲気がよくて・・・
ついつい、長めブラブラ。
翌日午後には、次の街シビウへ移動予定だったので
朝から動けるように、たまには大人しく飲みにも行かず(笑)
宿へ戻りました。
シギショアラ歴史地区ぶらり
前日飲んだくれたりしなかったので(笑)
無事に朝から動き出せました。
早速、周辺の街歩き。
まず最初に訪れたのは、宿からすぐのところにあった
丘の上の教会、
聖ニコラウス(Biserica din Deal/Sf.Nicolae)へ。
「丘の上」と名の付く場所は
大概、階段を登るところからですよね(笑)
ということで、今回も登ります。
Scara Acoperitaと呼ばれる
木製のアーケードが付いた長い階段です。
一応、外からの明かりは入ってきますが
場所によっては結構暗いところもあって・・・
雰囲気云々より、上り下りが見えにくい感じ(笑)
階段を登って、まず見えてくるのは
教会…ではなく、ドイツ語学校だそうで。
16〜17世紀、シギショアラの最盛期に
かなりのドイツ移民がこの地に流入したようで。
先ほどの屋根付き階段も、学校に通う生徒のための
雪よけとして作られたものだそう。
その先に、Capela Cimitiruluiという小さな教会があり
その隣に、目的地の
聖ニコラウス教会がありました。
地方都市の教会はタダだろうと勝手に思っていたら
有料でした(笑)
せっかく登ってきたので、入ります。
入場料は8レイでした。
そんなに日本人観光客の多いところでもない、
とこれも勝手に思ってるだけなんですが
(私が知らなかっただけ??)
入口のおじちゃんが、少しだけ日本語を話せたり
日本語の解説があったりしました、驚きです。
日本人の方が訳したもので、
きちんとした日本語で書かれていました。
教会の中は、こんな感じ。
13世紀初頭に建てられたとされる教会ですが
現在見られるのは、15世紀に建てられたゴシック様式の教会だそう。
教会内の至る所に、古いフレスコ画が残っています。
こちらは、昔お嫁入り道具を入れて嫁いだものだそう。
他にも、教会の鐘や
碑文など
様々な展示があったのですが。
これらは、1989年の東側諸国崩壊後に
多くのザクセン人がトランシルヴァニアからドイツへ移住した際
田舎の教会から、失われない様この地に集められ、
現在こちらで管理されているものだそう。
また、地下にはセメタリー(墓所)もあって
こちらも見学することができました。
そんなに大きな教会ではないので
短時間でさくっと見れちゃう感じです。
再び階段を降りて、街へ。
前夜オレンジ色にライトアップされていた街は
カラフルなかわいい街でした。
奥に見えているのが、先ほど登った丘の上。
お土産屋さんもありましたが…
12月は、あまり観光客もおらず、閑散とした感じ。
正面奥が、昨夜通りかかった時計塔。
一旦時計塔の前を通り過ぎ
アーチをくぐって
裏側はこんな感じ
古い建物や墓石?みたいなのがありましたが
その先は、市街地に降りて行く感じだったので
引き返して再度時計塔へ。
登るか迷ってみたものの。
やっぱり入ってみることに。
入場料は14レイでした。
中は博物館になっていて、色々な展示物があったんですが
撮影は+30レフのカメラ代がかかるということで
ご紹介できません。
中世に工芸の街として栄えたシギショアラ。
当時の陶器製品や彫刻などの展示、
先ほどの教会でも見た、嫁入り道具箱なんかもありました。
ということで、展示物を見ながら、階段を上へ上へ。
高さ64mあるという時計塔の上からは
市内がぐるっと見渡せます。
さっき登った、聖ニコラウス教会のある丘
至聖三者大聖堂も見えました。
ということで、短いですが、シギショアラ観光はここまで。
15時には、次の街シビウ行きの電車に乗るので
電車の前に、ランチタイム!
ドラキュラの館でランチタイム!
はい、出ました、前回に引き続き再びドラキュラです(笑)
ランチで訪れたのは、その名も
見た目のかわいらしい外観に反し
ドラキュラレストランです。
何がドラキュラなのかというと。
前回ブログで、ドラキュラのモデルになった実在の人物
ヴラド三世という人が存在する、とご紹介しましたが。
こちらのレストランは、ヴラド三世の生家で
末裔の方が現在はレストランとして運用されているそうです。
中へ入ると、描かれていました。
左側の人物が、ヴラド三世です。
入口に甲冑があったり
赤色の内装になっていたり
それっぽい雰囲気は演出していますが
普通にキレイなレストランです。
ちなみに、
入場料5レイ払うと、「ドラキュラが生まれた部屋」
に入ることができるようです。
ま、要はヴラド三世が生まれた部屋
というだけのことだと思うんですが。
何かしらの演出があるのかは、入ってないのでわかりません。
ということで、ドラキュラはさておき
まずはいつも通りビールから♪
定番ルーマニアビールのURSUS Premium(7レイ)
そして、オーダーしたのがこちら
メニュー名は、その名も「Dracula」!!
・・・あ〜、乗っかってしまいました、一番戦略的なトコロに。
せっかくだし・・・という、よくあるやつです(笑)
この赤いソースをブラッドに例えた、のかもしれませんが。
もうこのブログで2度ほど登場しております
トキトゥラ(Tochitura)というルーマニア料理でした。
(31レイ)
お肉の煮込み、今回はソーセージとポークでした。
ママリガ(mamaliga/ポレンタのようなお料理)と、その上に
テレメア(telemea/ルーマニアチーズ)が乗っているのはいつも通り。
このお料理、3回目でしたが
ただのコンセプトレストランかと思いきや
こちらのレストランのが個人的には好きだったかも。
お肉柔らか&ゴロゴロ、脂少なめで重くなく
お上品なお味でした♪
もう1杯だけワインをオーダーし(6レイ)
まったりしたところで、ランチ&シギショアラ終了です。
レストランを後にし、
歴史地区から出て、川を渡り駅へ。
次の街、シビウへと移動します!
シビウへの移動&滞在記は、次回ブログで!
今回はここまでです!