トルコ滞在5〜6日目のブログです。
カッパドキアの地、ギョレメを夜行バスで離れ
翌朝には次の街、アンタルヤへと到着しました。
地中海沿岸の、リゾート地としても知られるアンタルヤで
ここから2泊滞在します。
前回ブログ終盤にちらっと書いたのですが
この先、ルーマニアでiphone盗難にあっておりまして・・・。
吸い上げてなかった写真データ、オフライン情報が
どーんと消えております・・・。
ちょっと情報薄いところもありますが、いつも通り
観光、宿、レストラン情報を紹介していきます!
(1TRY=¥32.9 2016年11月時点)
TRY=トルコ リラ
カレイチへの行き方&安宿情報
ということで、早速写真ありませんが・・・。
情報掲載と、宿はリンク貼ってますのでご参照ください。
ギョレメ22時発の夜行バスで、
朝7時にアンタルヤのオトガル(バスターミナル)に到着しました。
今回アンタルヤでは、
旧市街のカレイチ(Kaleici)地区の宿に泊まりました。
海まで近く、バザールや博物館、モスクなどもこの周辺で
観光の拠点にするにはいいエリアだと思います。
オトガルからカレイチ地区までは少し離れていて
トラムで行くこともできるけれど
バスで到着したのなら、セルビュスでカレイチ地区まで行ってもらえます。
トルコのバス会社は、オトガル⇄市街地を走る
セルビュスというミニバンを運行しています。
バスのチケットを持っていれば、タダで乗れるという
ツーリストには嬉しいサービス♪
大抵、セルビュスには、オトガルを出たところから市街へ、
市街からはバスのチケットオフィス前からオトガル行きに乗れます。
今回泊まった宿はMarina Hostelというところです。
オトガルからセルビュスでカレイチ地区へ行き、
トラムの走る通り沿いで降りて、宿まで歩きました。
泊まったのは8人ドミ。
朝食付きで、1泊32.5リラでした。
(朝食無しプランもあります)
ギョレメほど安くはありませんが・・・
リゾートエリアのこの辺では、お手頃価格な方です。
建物は新しく清潔で、個室であれば窓から地中海が見える
ようですが、ドミ部屋からは見えません(泣)
wifi良好、シャワーも清潔、カード支払い可。
共有スペースは広く、中心地からも近いです。
レストランも徒歩圏にたくさんあります。
朝食は、よくあるトルコスタイルの
トマト、キュウリ、チーズ、ハムにタマゴとパン、フルーツあたり。
それにコーヒーなどのドリンクが付きます。
スタンダードですが、100円ちょっとでオナカいっぱい食べられるので
付けてみてもいいんじゃないかなと思います。
利用しませんでしたが、ツアー斡旋もやっているようでした。
観光情報は、フロントで聞けば一通り教えてくれると思います。
アンタルヤ市内観光
アンタルヤは、郊外に滝などの自然や遺跡などもあるようですが
私は今回カレイチ地区をブラブラしただけ・・・でした。
ギョレメの雪から一転しての、地中海の温かい気候。
11月中旬でしたが、コート無しで歩けるくらい。
なので、宿から徒歩で行けるエリアばっかりですが(笑)
観光した場所をざっとご紹介。
まずは宿周辺から。
キレイに整備されていて、カフェ、レストラン、
お土産屋さんなどが並びます。
夜はこんな感じ。
これは割と早めの時間ですが、観光客で混雑します。
オフシーズンでも、人気のお店は満席になってました。
市内を走るトラム。
空港もオトガルもビーチもこれで行けちゃうというスグレもの。
乗車するには、トラム用のカードが必要で
トラム駅周辺に売り場があります。
アンタルヤ最終日にオトガルまで乗りましたが、4リラでした。
こちらは市民の足・・・ではなく観光客用ですが
市内を馬車に乗って周遊することもできます。
乗ってないので金額はわかりませんが。
通り沿いにずらっと待機していた馬車。
通りを歩いていると、突然現れるこちらは
KORKUT (KESIK MINARE) CAMI
英語名はTHE KORKUT (TRUNCATE MINARET)MOSQUE。
創設されたのは2世紀と古く、歴史上の統治国、宗教の変遷により
当初はローマ寺院だったものが、その後教会として使用され、
さらにモスクとなり使われてきたという歴史ある建物なのだそう。
ただ、モスク内部は19世紀の火災により崩壊していて
火災の被害を免れたミナレット部分だけが、形を留めているそうです。
トラムのkapilar駅前にあるのが、
Hadrian’s Gate(ハドリアヌス門)。
こちらも2世紀に作られた、ローマ帝国時代の凱旋門です。
門の先は、カフェとかお土産屋さんがあるだけなんですが。
ただ、この門自体は昔の姿をほぼ留めているそうで。
いきなり2世紀の建造物が建ってたりするのが、
アンタルヤのスゴいところ。
ハドリアヌス門の向かいには、Karakas Camiiというモスク。
14世紀に建てられたモスクだそうですが
当初のものは崩壊しており、現在の建物は
2003年と比較的最近完成したものということです。
このエリアのシンボル的建物となるのが
こちらのAntalya Saat Kulesi、時計台です。
カレイチの入口付近に建っていて、メイン広場にも面しています。
夜にはライトアップも。
このすぐ脇からオールドマーケットへ行くことができます。
お土産屋さんとか。
トルコスパイスも買えます♪
時計台の横にある、Tekeli Mehmet Paşa Camiというモスク。
こちらは18世紀に建てられたモスクで
オスマントルコ時代の重要な建造物なのだそうです。
そこから西へ進むと、高台から市街地が一望でき
地中海の景色を楽しむことができます♪
大きな観光船も航行していました。
海の向こうにかすむ山々も見えて・・・
散歩してるだけで気持ちいいです♪
海沿いの道をしばし歩き、やってきたのは
Antalya Museum、アンタルヤの博物館です。
何気に立ち寄ったのですが、
古代ローマ帝国時代の歴史を中心に
現トルコに至るまでの、膨大な資料展示があり
じっくり見て回ると、何時間もかかります。
入場料は20リラでした。
(トルコの観光料、どんどん上がってるみたいなのでご確認ください)
音声ガイドもありましたが、もちろん日本語はありません。
展示物を紹介し出すとキリがないので、端折っていくつか(笑)
まずは、古代の食器など日用品から
こちらは昔のワイン壷だそうです。
陶器、金属、ガラス類などなど
紀元前とは思えない精度のものがたくさん展示されています。
昔の民族衣装に、装飾品など
あれもこれもすごいけど、
やっぱり古代の石の彫刻の、数と精度がすごすぎる!
こちらは石棺の展示コーナー。
当時を窺い知れる、細かな彫刻が施された石棺。
ヘラクレスの石棺が2017年9月から公開されたみたいですね。
私が行った時は、まだ紹介のサインがあっただけで、見れませんでしたが・・・。
そして、やっぱりすごかったのが彫像の数々!
精度の高い、素晴らしい彫像が、すごい数あるんですよ・・・。
ほとんどの彫像に、1つ1つ解説が書いてあります。
歴史にそこまで詳しくない私でも、
聞いたことのある王の彫像などがたくさんあって。
数がすごすぎてマヒしちゃいますが
1点1点ケースで保護して、長文解説を付けてもいいくらいの
希少価値の高い彫像群です。
一体だけ別枠で展示されている、博物館のメインは
Weary Heracles、「疲弊したヘラクレス」像です。
1,800前のものとされるこちらの像。
トルコのペルゲ遺跡で発掘されたものなのですが
上半身部分が盗難にあい、行方不明となっていたものが
最終的にアメリカ、ボストンの博物館の展示物となっていたことが発覚。
交渉の末、2011年にトルコへと戻り、現在の姿となっているそうです。
かなりざっくりですが、こんな感じの博物館です。
行かれる際は、ゼヒ時間に余裕を持って、ゆっくり周ってみてください♪
博物館のくだりが長くなりましたが、
再び地中海沿いへと戻ります。
夕方は、ブルーの地中海が夕日で赤く染まる景色が美しいです!
長く伸びたKonyaalti Coast越しに沈む夕日
ハイシーズンじゃなくても、
人の少ない海岸で、ゆっくり夕日を楽しめる素敵な場所です。
以上、ざっくりですがアンタルヤ市内観光でした!
アンタルヤのレストラン
まずは、ランチで訪問したお店。
いわゆるロカンタ(大衆食堂)です。
宿のスタッフに、「地元の人が行く、安くて美味しいところ」
と聞いたら、教えてくれたお店です。
先にご紹介した、ハドリアヌス門の向かい側、
Karakasモスクの横の道を少し進んだところにあります。
色んなメニューがありますが
カウンターに並んでいる料理が多いので、
指差しでオーダーすればOKです。
陽気なおじちゃんが、おススメ料理を説明してくれます。
このおじちゃん、英語話せました!
店内には、大きな窯も。
こちらのお店では、PIDE(ピデ)と呼ばれる
トルコの船型をしたピザのような料理も提供していました。
焼きたてのピデも美味しいだろうな〜と思いつつ
1個で絶対オナカいっぱいになることは容易に想像できるので断念。
色々食べたかったので、おじちゃんにお願いして
本来は1品料理なんですが
ちょっとずつ盛ったプレートを作ってもらいました♪
で、薦められるまま、あれもこれもとお願いした結果
やっぱり、頼みすぎました・・・
バイキングで取りすぎるのと同じ現象。って子供か!(笑)
本来10ちょっとで1品食べられるんですが
見つくろってもらった結果、プレート1皿19リラになりました。
いつものビール、EFES(12リラ)もオーダー。
エキメキ(パン)と唐辛子の山は自動で付いてきます。
サラダは3リラで別オーダーしたものです。
ザクロドレッシングがかかっています♪
ということで、頼みすぎた特製プレートの中身はこちら!
中央にピラフ、左上の楕円状のものはキョフテという肉団子。
キョフテから時計回りに
・パプリカとナスのムサカ(ひき肉トマト炒め煮)
・インゲンのトマト煮
・ナスのペースト
・ラム肉のトマト煮
・ソーセージとポテトのトマト煮
です。
色んな種類のものを・・・と思っていたのに
なんかトマト料理だらけに(笑)
私のチョイスが、というよりは、そもそも
トルコ料理はトマト系が多いんです。
もちろん、トルコ料理は多種多様なんですが
こういうロカンタとか行くと、トマト煮とか炒めものの種類が
多いような気がします・・・。
どれが激ウマ!という感じでもなかったんですが(笑)
全部外れなしで◎、でした。
この後、はちきれるくらいオナカいっぱいになったところで
向かいに座っていたお客さんから、ピデも一切れいただきまして・・・(笑)
トルコに行ったら、ゼヒロカンタで色々楽しんでみてください♪
こちらは、ディナーで訪問したお店。
ロカンタではなく、ちゃんとしたレストランです。
宿から歩いてすぐ、Hidirlik通り沿いにあるお店です。
お店の中はこんな感じ。
外で食べる時は、冬場はヒーターを準備してくれます。
早めの時間に訪問したので、写真は誰も写ってませんが(笑)
この後、混雑しました。
こちらを選んだ理由は、コレ。
やっぱり、地中海沿いですから!
魚介が食べたかったわけです。
どれも大きかったので、どうしようかと思ったんですが
こちらのエビを、1皿ではなく3尾にしてくれるということで
お願いすることにしました。
写真だとイマイチ伝わらないんですが
超大ぶりのエビなんです、コレ。
ビジュアルであっさりノックアウトして頼んじゃいました。
魚介だけじゃなく、メゼ(前菜)の種類も豊富!
お昼のロカンタ同様、これも1品料理なんですが
やっぱり色々食べたかったので(笑)
こちらも、お願いしたら盛り合わせを作ってくれました♪
ということで、定番ビールのEFES(12リラ)と共に・・・。
色々盛ってもらったので、メゼだけで20リラかかっちゃいましたが。
ちょっと高かったけど
ここのメゼは、本当にどれも絶品でした♪
まぁ、高いって言っても、600円くらいのハナシなんで
日本で食べるよりはるかに安いんですけどね(笑)
ローカル価格に比べれば、という意味で。
で、頼んだ絶品メゼのご紹介!
右上から
・Ege Ezme
エーゲ地方のチーズ、チリ、ハーブ、クルミと和えたお料理。
・Patlican Salata
ナスと、パプリカとハーブの冷製
・Yaprak Sarma
ひき割り麦のトマト和えをブドウの葉で巻き、
オリーブオイル漬けにしたもの。
・Lahana Sarma
上と同じく、こちらはキャベツで巻いたもの。
・Kopoglu
ナスにヨーグルトとトマトソースをかけたもの。
・Atom
ナスをヨーグルトとチリで和えたもの。
そして中央の、この地名産オリーブは
大粒キラキラの、こちらもビジュアルにやられました(笑)
肉厚でとてもおいしかった!
メゼが絶品なのは、ナスがどれもトロットロなのと
オリーブオイルがハイクオリティなのと
クリームチーズかと思うような、濃厚ヨーグルト
が決めてではないかと。
お隣イランのヨーグルトは酸味アリのサラサラ系なのに対して、
トルコのヨーグルトは酸味控えめマイルドで濃厚。
好みかな〜と思うけど、たぶん日本人はトルコのが馴染みやすいかも。
そして、オーダーしたエビは
シンプルなんですが、大ぶりでプリップリです♪
アタマにミソもびっしり詰まってて、美味でした〜!
ハーブの入ったソースが、これまた絶品♪
残ったのを、パンに付けて全部いただきました!
エビはもちろんワインと一緒に・・・
アレカンダル オー リキヤ?とかいう
アンタルヤ地方のワイン、1杯15リラでした。
そしてそしてなんと、こちらのお店
生演奏付きです♪
一番左の弦楽器は、ちょっとお琴みたいな音色でした。
美味しいお料理&お酒に素敵な音楽、おススメのお店です!!
ということで、
ちょっと立ち寄りアンタルヤ紀行はこれでおしまい。
次回ブログは、アンタルヤからイズミールに移動します!