18日間も滞在したキルギスをようやく離れ
カザフスタンを経由して、ウズベキスタンに入国した日のブログです。
現在地は、トルコのイズミール。
ウズベキスタンへは、陸路での移動。
キルギス(ビシュケク)→カザフスタン(通過のみ)→ウズベキスタン(タシケント)
のルートで動きました。
ウズベキスタン通貨「スム」換算レート
いつも換算レートを記載してますが
「闇レート」なるものが存在するウズベキスタン。
公式レートの約2倍の金額で、現地では換金されていました。
別にアヤシい裏技を使って両替していたとかではなく(笑)
銀行を除く、全ての両替商が「闇レート」を使用しています。
公式レートで両替させようとする両替商は「確信犯」ですのでご注意を!
(1度だけ、ブハラの両替商で出会いました)
クレジットカード、キャッシュカードの類は使えません。
両替は基本US$ベースです。
いつもATMでキャッシングをしている私は
あまりキャッシュを持ってなかったので
US$が引き出せるキルギスのATMで補充しました。
この後、同じくカードの使えないイラン行きを計画していたので
大金を引出し、恐る恐る持ち歩きました(笑)
ということで、全てが闇レートで動いているウズベクの物価を
公式レートで換算しても意味がないので(笑)
ここからの換算レートは「US$からの闇レート」です。
街や両替商によりますが、私が滞在していた2016年10月時点では
1$=6,200〜6,300が平均でした。
ということで、当ブログでの換算レートは
1$=6,200で表記させていただきます。
は〜、ややこし(笑)
(1ソム=¥1.47 , 1$=6,200スム※闇レート 2016年10月時点 です。)
ビシュケク〜カザフスタン入国〜シムケント
カザフスタンを経由しないと、ウズベクに陸路入国できないので
まずはカザフスタン、シムケントを目指しました。
カザフはウズベク後に再入国予定なので、今回は通過のみです。
お世話になったドス・ゲストハウスを後にし
マルシュで西バスターミナルを目指します。
前日に買ったチケットは19:50発のもの。
少し早めに着いて、ターミナル内でしばし待機。
バスの発着所前には、売店も色々あります。
食べ物、飲み物、果物、お酒など一通り揃いそうな感じでした。
長旅だし、キルギスソムも残ってるし、旅友も一緒だし。
ということでウォッカ購入(笑)
ボトルに60って書いてあるのに、80ソム取られました。
最後に、してやられた・・・。
ついでに、バスの荷物代も50ソム取られました。
ちゃっかりしてるな〜・・・。
バスは、出発してすぐ消灯。
一瞬の明かり。
早い(笑)
10月初旬でしたが、バス車内はやや肌寒く・・・。
防寒着無しではちょっとツライかも。
アンラッキーなことに、座った席はドアの横。
ちょいちょい止まって開くドア、寒かった(泣)
ということで、ウォッカにて晩酌開始(笑)
ロシア人が、寒い中やたらウォッカを飲む気分がちょっとワカル。
事前購入していたサモサと、シェア飯の余りのチーズとソーセージ
買ったドリンクに付いていたナッツをアテに
真っ暗なバス車内でペンライトを固定し、プチ宴会♪
ペットボトルのフタをおちょこ代わりにしつつ
こぼして、ウォッカまみれになりながら
カザフボーダーへとオトナ修学旅行気分で向かったのでした。
飲める旅友ができるって、幸せだ(笑)
10:20頃、カザフスタンとの国境に到着。
荷物チェックも特にない、楽々通過。
貴重品だけ持ってバスから降りればOK。
まずはキルギス出国。
バスを降りたら、乗客が一斉にイミグレ目がけて歩いていくので
くっついていけば大丈夫。
列待ちの間、キルギス人のおっちゃんたちに
「ヤポン(日本)?」
「オシン!」
「タケシ!!」(?)
などと話しかけられながら、10〜15分くらい待ってカウンターへ。
パスポート提出だけで、あっさり出国。
少し歩いて、カザフのイミグレへ。
入国カードの記入が必要です。
姓、名、観光目的、住所、サインを記入。
他はよく分かりませんでしたが、特に記載不要な感じ。
入国カードとパスポートを提出し、こちらもあっさり。
無事7ヶ国目、カザフスタン入国です!
イミグレを通過し、少し歩いたところで
バスがイミグレを通過してくるのを待ちます。
売店などもあり、みんな待ってるので分かると思います。
イミグレとバス待ちポイントの間に、いくつかトイレがあるので
必要ならココで寄っておきましょう。
まぁ、有料のクセに
個室の扉とかないんですけどね・・・
隠しきれない、半個室(笑)
再びバスに乗り込み、シムケントへ向けて再出発しました。
シムケント〜ウズベキスタンボーダー
シムケントには、朝6時に到着。
横付けされたバスに乗り換えて、ボーダーまで移動しました。
7:30国境手前のバス停に到着。
どこの国でもよくある光景ですが
バスの入口に乗り合いタクシーの運転手が群がってきます・・・。
ぐっちゃぐちゃだったので、写真はナシです。
すごい早さでタクシーに乗り込み、去って行ってしまった乗客。
モタモタ交渉していたら、気付いたらほとんどみんないませんでした。
なんて俊敏な(笑)
残っていた現地のおばちゃん2人と、相乗りでタクシーへ。
交渉すると、タシケントまで1人10,000スムだと言われました。
ですが、一足先に進んでいた旅友から
・タシケントまで行くと言っていたのに、ボーダーで降ろされた(6ドル払った)
・カザフ側で両替したら、公式レートで換金された
という情報をもらっていたので、警戒心満々で乗り込む。
既にドライバーを入れて5人乗った乗用車に
おそらく徴収役だと思われる男性までのってきて
後部座席はギュウギュウ・・・。
走り出してしばし
やたら手を握ったり触ってきたりする、隣に座ってきた徴収役の男。
朝からセクハラ(怒)
怒りを通り越して、半ばあきれる私。
「てめぇ何触ってんだよ!金払えコラァ!!」
と叫んだのは
触られた私ではなく、旅友のね〜さんでした(笑)
ありがとう、ステキな愛すべき旅仲間♥︎
ボーダーまでは約5分とわずかな時間で到着。
やっぱりココで支払いしろと言われたので
「タシケントまで行くって言ったっしょ!!(怒)」
とスーツケースをひっぱる男ごと引きずって、ボーダーゲートへなだれこむ。
ギャーギャーやっている私たちを見て
ゲートの警備員と両替商のおばちゃんが間に入り
私たちを、ボーダーの内側へ
徴収役のセクハラ男をボーダーの外側へ
引き離してくれました。
勝った!!(笑)
結局我々は無賃乗車にて
ウズベクボーダーへと移動したのでした。
ま、そんなこともあります。
セクハラ&ボッタクろうとした代償ということで(笑)
バスを降りてから、なんか値交渉とかぐちゃっとした感じでしたが
モタモタせずに、超速でタクシーへ乗り込むベテランのおじちゃんとかにくっついていけば
きっともっとすんなり移動できた気も。
ゲートの内側に入った後、8時過ぎにカザフスタンを出国。
こちらも、手続きはあっさり。
ココから、大混雑のウズベクイミグレへと進みます。
ウズベキスタンイミグレはカオス!
カザフを出国し、そのまま歩いてウズベクイミグレへ。
こちらもぐちゃっとした感じの長蛇の列。
は〜・・・萎える。
押され、踏まれ、もみくちゃになりつつ
なんとかイミグレカウンターまで到着。
イミグレの審査自体は、あっさり通過。
この後、荷物のX線検査。
ここも、ぐっちゃぐちゃ。
押せ押せ状態、好きなんですかね(笑)
ここで税関申告書が必要、なのですが
どこにあるのか見つからず・・・
もみくちゃの中で、親切なおばちゃんが申告書を分けてくれました。
ロシア語の。
裏面に、書くところが盛りだくさんです。
ウズベクは、出国時の所持金が入国時の所持金を上回っていると
没収されたりすることがあるそうで。
所持金、貴重品(デバイス類や宝石、ブランド品など)を細かく記入する必要があります。
控えてきた書き方を見ながらなんとかコンプし、検査所へ。
すると、もう1枚申告書を渡される。
英語の。
あったんデスネ・・・
2枚書いて、1枚を提出、1枚は手元に控えとして戻ってきました。
帰りに必要になりますので、大事にとっておきましょう。
どこに申告書があるのかもわからないカオスでしたが
探せばちゃんと、英語の申告書が見つかります。
がんばって2枚、書ききりましょう(笑)
ちなみに、申告書の金額記載枠は3つだけです。
所持金の多かったドル、円、ユーロだけ記載して提出しました。
デバイスは、スマホ、PC、カメラなどなど
いちおう一式書いておきました。
最終的に、出国時も何のチェックもなかったんですけどね。
という感じで、無事8ヶ国目ウズベキスタン入国!
入国完了は、ウズベクとカザフ時差1時間マイナス変更後時刻で8:30。
カザフボーダー到着から、2時間近くかかる戦いでした。
入国の感動より、通過の疲労が勝るボーダー越えでした。
ボーダー〜タシケントへ
ようやく入国したウズベキスタン。
ここから、今日の宿泊先となるタシケント市内へ移動しました。
イミグレを越えた先には、両替商やタクシードライバーがたくさんいます。
ここで、様子見で交通費分だけ両替しましたが、
レートは街中と同じ、1$=6,200スムと悪くありませんでした。
ボーダーから少し歩いて、マルシュ乗り場に移動します。
ここから、ユーヌサバッというバス停までマルシュで移動しました。
乗車賃は1,500スムでしたが、ここでもしっかり荷物代1,000スムを取られました。
ユーヌサバッからは60番のバスでタシケント駅まで。
1,200スムでした。
そこから、今日の宿「トップチャン」までは歩けるのですが
少し距離があったので、タシケント駅の向かい側から22番のバスで移動。
こちらも1,200スムでした。
タシケントの安宿
ということで、ようやくたどり着いたこの日の宿は
トップチャン(Topchan Hostel)というところ。
タシケント駅からバスか、徒歩だと15〜20分くらいのところにあります。
男女別々のキレイなドミトリーを備えた宿。
ドミトリーは1泊$10(朝食込)でした。
広い共有スペースがあったり
トイレやシャワールームもキレイでした。
宿の朝食はこんな感じ。
キッチンも使えて、近くに小さいですがスーパーもいくつかあるので
自炊派もOKな感じです。
こちらの宿には、到着日に1泊し
荷物を預けて、ウズベクをぐるっと周遊して戻り
最後にもう1泊させてもらいました。
タシケント初日のお晩酌
タシケントには1泊だけして、翌日にはサマルカンドに向けて移動しました。
到着初日、とにかくヘロヘロだったので
近所で両替だけして、とっとと飲みに行って寝ました(笑)
トップチャンから一番近い両替屋は
普通のお肉屋さんです。
$100を両替したのですが
こんな感じになりました・・・。
5,000スム札というのもあるんですが
お肉屋さんが全部1,000スムで両替した(5,000スム札ないところが多い)ので
ぱっと見、億万長者的な(笑)
とはいえ、$100。
1,000スムが100枚束になったところで、1,600円くらいなもんで。
ムダに札束を持ち歩き、毎度闇レートで大量のゼロを計算しないといけないという
ツーリストには迷惑この上ない環境です。
ということで、札束を抱えて晩酌タイム(笑)
宿の近所にある酒屋さん。
手前の白い扉の奥がお店。
キルギス同様、お酒はカナリ安い!
ウォッカ、コニャック、ワイン、ビール・・・
ウズベク産、ロシア、中央アジア各国のお酒がたくさん揃っていました。
ここで買って、お店の奥のスペースで飲むことができました。
さらに奥にも別の部屋。
以外ととても広かった。
とりあえずビール。
ジョッキ1杯2,000スム、30円くらいです♪
安いけど
炭酸薄めでちょっとぬるかった・・・。
中央アジアのBBQ串が食べられると聞いてきたのだけれど
残念ながら、この日はお休みだとかで・・・。
店頭で売っていた、割けるチーズ的なもの(2,000スム)をアテに。
謎なおつまみスナックを買い足し
いくら味とか(笑)
なんとなく醤油バターみたいでしたが、いくら感は・・・
1個1,200スムと、1,500スム。
ドラフトビールがぬるかったので
ちょっとボケてますが・・・
ペットボトルビールに切り替え。
1.5Lで5,000スム。
ドラフトのが安いって、なんか不思議ですよね〜。
この後、その辺のおじちゃんがプチ乱入。
ソーセージとパンをごちそうになり
ウォッカのショットが振る舞われました・・・。
飲み足りない、ワケではなく
シャシュリクが諦めきれず、2件目へ。
酒屋の人に聞いて行った、ANZORというお店。
こちらも、トップチャンから歩いて行けます。
チャイハネで飲めるお店♪
でも10月の夕方は寒かった・・・。
ウズベク定番のスタンダードシンプルサラダに
羊と牛のシャシュリク
挟まったトマトがジューシーでよいです♪
当然こちらでもビールを飲んで
1人14,000スムでした。
レストランでも飲んで食べて250円くらい、幸せだ〜!
既にヘロヘロなのに、この後スーパーでトマトとニンニクを買い足し
宿のフリーフードパスタを使って夕飯を作り
同じく買い足したウズベクワイン(14,000スム)で宿飲み。
寝不足だったので、20:30頃には泥のように寝落ち(笑)
爆睡でした・・・。
とりあえず、タシケントは1泊で終了。
次回ブログは、サマルカンド!