トルコ滞在2日目のブログです。
ジョージアのバトゥミから
トルコのトラブゾンを経て、一気にやってきましたギョレメ。
天気の悪かったトラブゾンから
移動したギョレメはやっぱり雨・・・
からの、11月中旬にしてまさかの雪!!
極寒のトルコ、ギョレメ滞在記です。
(1TRY=¥32.9 2016年11月時点)
TRY=トルコ リラ
ギョレメのツーリストインフォで安宿探し!
前日夕方にトラブゾンを出たバスは
15時間かけて、朝8時半にギョレメのオトガル(バスターミナル)に到着。
は〜、長かった〜・・・。
着いたものの、トラブゾンで泊まるか悩んでたくらいなので
当然宿の予約はしておらず。
オトガルの向かいにツーリストインフォがあったので
とりあえず情報収集に向かってみました。
朝9時前だというのに、
優しいスタッフが笑顔で迎え入れてくれて
寒いから、とチャイを淹れてくれました!
いただいた熱々のチャイ♪
さすがトルコ屈指の観光地カッパドキアを有する街、ギョレメ。
インフォに観光情報がカンペキに揃ってます。
早朝に着いて、どうしたものかと思っていた宿探しも
インフォの壁にたくさんの宿情報の掲示が!
スタッフもベテラン&超親切♪
「希望とか予算言ってもらえたら、適当なの教えてあげるから。
見てみたいところあったら、宿に電話してあげるから。
ここに荷物置いて、見にってきたらいいよ〜!」
みたいな。
なんて楽チンな宿探し♪
予算と希望に合わせて、2つピックアップしてもらい。
1件は、奥様が日本人の宿でした。
最終的には泊まらずで、名前忘れちゃいましたが。
電話かけてもらって、日本語で直接話して
ざっくり宿情報と金額を聞くことができました。
で、もう1件、先の宿より安くておススメされた宿。
とりあえず下見に…と電話をかけてもらったら
想定外の、「スタッフが車で迎えにくる」という回答。
見に行くだけの予定だったんですが
5分くらいで宿スタッフが車でインフォまで来てくれたので、
ダメなら戻ってくればいいしと、荷物も全部持って向かうことに。
ということで、結局そのまま泊まることにしたのが
The Dorm Cave By Travellersという宿。
名前の通りですが、ドームケーブ
つまり、カッパドキアの洞窟をホテルに改装した宿です。
雰囲気があることは分かりつつも、
洞窟部屋って寒そうだな…という心配をしていたんですが。
これがまた、保温効果バツグンというか。
ヒーターで温められた空気を洞窟がちゃんとキープしてくれて
むしろポッカポカ!
暗いかと思っていた部屋も
部屋のあちらこちらに照明が配置してあって明るかったです。
共有で使えるダイニングも広々。
もちろんキッチンも使えます。
宿泊料に込みになっている朝食は、
こちらのダイニングで食べてました。
トルコ式の朝食。
これにパンと、コーヒーやチャイが付きます。
朝食込みで、写真の大きなドミトリー(ベッド14台)は
1泊あたり17リラ、500円くらいで泊まれちゃう♪
シーズンによって価格は違うかもしれません。
オフシーズンの秋冬は、このくらいで泊まれると思います。
ベッド14台と、なかなかの収容人数ですが(笑)
部屋もベッドの間隔も広くて、別に気になりませんでした。
というか、オフシーズンで半分くらいしか埋まってなくて
むしろ広々でラッキーだったんですが。
これは、1番安い部屋。
他にもベッド4台の女子ドミや、個室もあります。
トイレやシャワーもいくつかあって、特に混雑もせず。
wifiも問題なくつながるし、
季節がよければ、広いテラスもあって気持ちいいかも。
フロントではスタッフが観光情報もくれて
ツアーの斡旋もしています。
オトガルからも近く、宿が密集してるところなんですが
オトガルからは坂道を登った上なのが、荷物あるとちょっと大変かも。
私は車で迎えにきてもらえてラッキーでした♪
朝一だったのにすぐチェックインもさせてくれて
トータル的に文句無しな宿だったかなと思います。
行く価値あり?ギョレメ野外博物館
宿にチェックインし、夜行バス疲れもあって
軽く仮眠しようと思っていたんですが・・・。
私よりも先に泊まっていた、同室になった
中国人&イラン人ツーリスト。
みんな単独か2人組ツーリストだったんですが
フレンドリーな人ばっかりで、既にコミュができていて
「今から野外博物館にみんなで行くけど、行かない?」と。
眠たかったし、ちょっと休みたかったけど。
天気も悪いし、今一緒に行かなかったら
面倒くさくなって、もう外出ないかも・・・
と思ったので、気合い入れて一緒に付いていくことに。
宿からそんなに遠くないので、みんなで歩いて行きました。
博物館までの道のりには
馬。
背景が、この時点でもうカッパドキアの洞窟岩ですね。
ホースライディングなどのツアーも多いからでしょうか。
めっちゃ走ってましたね。
「カッパドキア」がペルシャ語で「美しい馬の地」を意味する。
・・・という通説が広がり、あちこちで紹介されていますが。
なんか、学術的に全然根拠は証明されてないらしく。
こちらのお馬さんたちは、地名とはとくに関係ないみたいです。
アナトリア地方×馬、イメージ的にはロマンがあっていいですけどね(笑)
天は赤い河の・・・にインスパイアされすぎでしょうか(笑)
脱線しました、先へ。
もう少し歩くと、壷の生る木を発見(笑)
壷屋さんのようです。
カラフルな壷もいっぱい。
昔から壷作りが盛んだというこの地域。
Testi(テスティ)と呼ばれる壷は、この辺りの伝統ケバブにも使われます。
もちろん、食べに行きましたので、追々書きます。
で、壷の前を通り過ぎ
ギョレメ野外博物館(Goreme Open Air Museum)
に到着です。
かつて多くのキリスト教徒が住み、イスラム教徒の圧力から逃れる為
洞窟に教会を作ったとされるカッパドキアの地ですが
この博物館となっている場所は、その中でも教会が集中している場所だそうです。
教会のフレスコ画が現存し、
住居跡なども見ることのできるこの博物館は
世界遺産にも登録されています。
ただ、トルコは観光価格が高い。
この博物館単体の入場料は一番下の30リラ。
他のミュージアムなどと合わせた観光チケットも売ってます。
そして、この博物館内にある
一番フレスコ画の保存状態がよいとされる
ダーク・チャーチは別途10リラ必要になります。
全部見ると、40リラ、1,200円くらいです。
「世界遺産なんだし、そんなに高くなくね?」
と思う方も多いかもしれませんが。
宿代、朝食付きで1泊500円くらいですからね(笑)
で、やっぱりツアー参加したり、気球乗ったりなんかすると
カッパドキアの観光費用はどんどんかさんでいくわけです。
見どころもオプションもかなりありますから。
あくまで個人的な意見ですが。
私、この後他のツアーに参加したり、トレッキングしたりしたんですが。
奇岩群はどこまでも果てしなく続いていて、見放題だし
フレスコ画の残る教会とかも見れたりで、
後々、正直どっちでもよかったかな、と思ってしまったので(笑)
もちろんこちらは教会の数が多く、
フレスコ画の保存状態もしっかりしてるので
歴史、遺跡好きの方には貴重で素敵な場所だろうと思います。
で、一緒に行った内1人は
入らなくていいと言って、ここまで来たのに帰って行き(笑)
かく言う私は、しっかりダーク・チャーチの+10も払って
観光してきたわけなんですが。
ということで、入ります(笑)
かつての住居跡など、洞窟だらけです。
中に入ることができる洞窟も多くて
食堂だったところとか
貯蔵スペースに使われていた場所とか
調理場だったところなんかも見れたりします。
じっくり見て回ろうと思ったら
結構広いのでそこそこ時間がかかります。
ところどころにセッコという技法で書かれた
壁画が残っていたりもしました。
こちらが、ダーク・チャーチと呼ばれる
+10リラ入場料がかかるところ(笑)
内部は撮影禁止だったため、外観だけです。
別料金なだけあって、内部のフレスコ画は
ここが一番はっきりと残っています。
窓が小さく、外からの光があまり入らないため
ダーク・チャーチという通称を持つようなんですが。
光が入らない分、保存状態もいいのだそうです。
なんだかんだ、しっかり見学したんですが。
降っていた雨が雪に変わり・・・
野外の寒さに耐えられず、凍えて終了(笑)
冬のカッパドキアは、
しっかりとした防寒対策を忘れずに!
初日のランチは想定外の場所で
野外博物館を出て、中心地へ戻ります。
一緒に博物館に行っていた中国人のコが
通りすがりの車をヒッチハイクしてくれたので(笑)
帰りは車でオトガル周辺まで戻りました。
乗せてくれたのは、ツアー会社をやっているおじちゃんで。
そのままツアー会社のオフィスでアップルチャイをごちそうになり、
記念にと、タダでポストカードを5枚ももらってしまいました(笑)
宿に戻るという中国人のコと別れ、
お昼ゴハンを食べに出かけたんですが…。
見えるかな?雪降ってます。寒いです。
この後夜にかけて、積もったという。
ぶらぶらしてたら、1件のレストランから
おじちゃんが呼びかけてきました。
寒いから、寄っていきなさい!と。
食べるかどうかはメニューを見てから、と思いつつ
あまりの寒さに、そのまま中へ。
中には、ランチタイムが終わっていたのか、
天気悪くて誰も客がいなかったのか(笑)
レストランのオーナーさんと
近所の店のおじちゃんたちが、ストーブを囲んでチャイ飲んでました。
ここでもとりあえずチャイをごちそうになり。
まだお昼ゴハンを食べてないことを告げると
お店でたむろっていたおじちゃんたちが
「ここのレストランで食べると高いから
ウチに食べにおいで(笑)」と。
レストランも開店休業状態だったので、
ついていってみることに。
たむろっていたのは、中華料理屋のオーナーと
カーペット屋のオーナー。
てっきり中華料理屋に行くのかと思いきや
行ったのはカーペット屋の方・・・
おもむろにストーブを炊き、まぁまぁ座って、と。
まさか、カーペット売りつけられるパターンか?
と思っていたら、
程なくして、中華料理屋のおっちゃんが
店から自家製ワインを運んできて。
別のお友達が、トルコ風ピザを持って登場。
まぁ、食べなさい、と。
なんかわかんないけど、おっちゃんたちも飲み始めたし
そのままいただくことにしてみた(笑)
冷めないように、ちゃんと
アルミホイルで保温して持ってきてくれた料理は
焼きたて熱々で、タマゴも乗ってて美味しかった!
前日の夕方、トラブゾンのオトガルでゴハン食べたきり。
オナカ満たされて、ちょっと生き返る。
一応、こちらのカーペット屋も営業中ではあったのだけど。
やっぱり開店休業状態で。
入ってくる人と言えば、ご近所さんばっかりで
チャイ飲んだり、ワイン飲んだりして談笑して帰って行く感じ。
なんかわかんないけど、たくさん採れたから、
とたくさんジャガイモを差し入れにくる人とか(笑)
学校帰りの近所のコまで、ミカン食べて帰って行ったり。
どうやら、近所の人たちのたまり場になってる店らしかった。
聞けば、この日はこの年のギョレメの初雪だったそうで。
11月中旬に、こんなに降るのは珍しいと。
気温も普段はこんなに下がらないらしく。
そんなレアな気候の日、外は既にちょっとした吹雪に。
「どうせこんな日に店やったって、客なんかこないよ(笑)
ゆっくりしてけばいいよ〜」
みたいな。
確かに、道路にはわずかに観光客が歩いてるくらいで。
みんな観光をおそらく断念した日。
そして、各店のオヤジたちは、完全にヒマを持て余していた、と。
ツーリスト捕まえてしゃべってるのが楽しかったようで。
で、ランチもワインもお代いらないということで。
すっかりごちそうになり。
雪降ってるからと、おっちゃんの1人が車で宿まで送ってくれて。
謎なランチタイムは終了です。
ヒマなおっちゃんたちに乗じて、すっかりごちそうになりました(笑)
中華な初日のディナー
とりあえず、夜行バス移動からそのままだったので
シャワーを浴びて、仮眠をとり。
宿のフロントで、観光の情報収集をしたりして
あっという間に夜に。
夕飯どうしよっかな〜と思っていたところで。
同室の中国人のコたちが、いっぱい作ったからどうぞ♪
と、作ったゴハンを分けてくれた。
ということで、ディナー(その1)は
作ってもらった、ショウガたっぷり中華麺。
寒い夜に、あったまる中華。
多分、これが、日本出国して最初の中華料理。
ごちそうさまでした!
で、ゴハンはいただいたものの
お酒を買ってきてなかったので、スーパーへ・・・
行く途中に、お昼のカーペット屋に顔を出してみた。
「たぶん夜もみんなここにいるから、時間あったらまたおいで!」
と言われていたので。
誰もいなければそのままスーパーに、と思っていたら
近所のおっちゃんが、日中とラインナップを変えてたむろっていた(笑)
「お〜来た来た!座って座って!
お酒いっぱい持ってきたから!」と。
昼もいた中華料理屋のおっちゃんが
今度はグラスで、ではなく
自家製ワインを瓶ごと持ち込んでいた(笑)
お昼は赤、夜は白をいただきまして。
一応開店しているという中華料理屋は
共同経営をしている中国人に任せてきた、と。
ゆるいな、トルコ人(笑)
で、店は任せるだけ任せて、つまみはちゃっかり
作ってカーペット屋に持ち込んでいるという。
こちらが、この日のディナー(その2)
まさかの、夕飯×2回。
そして、トルコにて、1晩に2回の中華料理。
結局、夜もすっかりごちそうになってしまい。
なんでしょう。
トルコってこんな感じなんだろうか?
と思いつつ、初日はこれにて終了。
翌朝、気球ツアーを申し込んでいた私。
結局スーパーでお酒を買い足すこともなく
宿に戻って早めの就寝。
なんだか1日あんまり動かず、
人様からゴハンとお酒をもらってばっかりだったギョレメ初日(笑)
翌日は、朝からびっしりスケジュールで観光します!
次回もギョレメ、カッパドキアブログです!